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12月の浮世絵勉強会のお話
更新 : 2025/1/30 17:54
12月7日に向日葵の友人主催の浮世絵勉強会がありました。
浮世絵勉強会は、五井野博士がご存命の頃から、博士が講師として参加するお茶会で、向日葵の友人の主催で不定期に開催されていました。
その後、彼の所有する駅前旅館で、約3ヶ月に一度位の間隔で開催されていましたが、昨年(今となっては一昨年)春にその旅館が廃業してしまったのです。
それでも、博士がご逝去されてからは浮世絵勉強会に来てなかった何人かから、友人に、参加したいので是非開催してくれるよう催促があったようなのです。
向日葵の友人によれば、これまで浮世絵等の絵画の展示を協力し、文化的な後押しをしてきたのは、此処で勉強会を開く下準備でもあったそう。
なので私もまんまと主催側になってしまったのでした。
浮世絵勉強会の説明はひとことでは言えません。
台本なしです。
勉強会は臨機応変、その場の流れと雰囲気次第です。
向日葵の友人の解説は、イメージの泉のように縦横無尽。
浮世絵にはその時代の感性や精神、智恵などが摺り込まれ、奥が深い。
その発見が楽しく、また好奇心、向上心を刺激され、私にとって新たな気付きばかり。
大げさに聞こえますが、生きる意味を見いだすことさえあるのです。
ブログの知識、ネタはこの浮世絵勉強会に拠るところがどれほど大きいか。
参加した11人は旧知の友人達。
涼しくなったら集まろう、が、夏秋の繁忙期が長くなり余裕がなく、ようやく実現したのです。
楽しみにしていたのは皆の顔で分かります。
向日葵の友人から警告が入ります。
解散は明け方になるだろうから、お風呂は夕食前の今のうちに、と。
そしてその間も、彼はギャラリーで私達にずっと話をしていたのでした。
旧知の友人達、夕食は昔話に花です。
博士との思い出や失敗談、ザ・フナイの博士の連載記事の解釈などの論議で盛り上がっています。
どうも昔、向日葵の友人がプーシキン美術館のパーティをぶち壊した話は、古い人達の定番ネタのようです。
夕食後は用意した部屋に集まって、勉強会が始まります。
今回は、ブロガー陽だまりさんのリクエストから「豊国漫画図絵」と「縮緬絵」を鑑賞します。
豊国漫画は観た瞬間に絵が飛び込んできて、「うわぁ!」と鮮やかな色彩に圧倒されます。
浮世絵が海を渡った当時、ヨーロッパ人が驚いたのと同じ感動でしょう。
皆言葉が出ません。
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