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    熊曽(クマソ)の復活と「ふる里村運動」【その1】

    更新 : 2025/3/10 10:13

    「大嘘ばかり吐くな!」と、子熊が大蛇の口から二枚舌を引きちぎり、口を裂く。
    大蛇は口から血を噴き出している。
    日本人を支配し苦しめ続ける大蛇に、日本人の祖先の熊曽(クマソ)が怒り戦っている。

    これが正月のブログの冒頭でした。
    昨年末に向日葵の友人から提供された今年の干支、蛇の浮世絵の画像です。
    その時話してくれた熊曽の話。
    この話にハマり、私は、「熊襲(クマソ)の復活」つまり本来の日本人の復活を勝手に思い浮かべていました。
    そしてネットで岡本雅亨氏の論文「クマソ復権運動と南九州人のアイデンティティ」を見つけます。
    論文には「熊襲の地」熊本県球磨郡免田町(現在はあさぎり町)の人々が、蛮族・クマソの子孫というコンプレックスに悩み、1990年代にクマソ復権運動を起こし、町民一体となり成し遂げた話があります。
    それに嬉しくなってお正月のブログにしたのです。

    岡本雅亨氏の論文「クマソ復権運動と南九州人のアイデンティティ」
    https://www.fukuoka-pu.ac.jp/kiyou/kiyo20_2/2002_okamoto.pdf

    クマソを蛮族として征伐する「古事記」「日本書紀」のイメージは朝廷が作った偏見に過ぎない。
    本来のクマソを明らかにし、町民でクマソ復権のテレビドラマまで作ったのです。

    あさぎり町では昭和13(1938)年、才園古墳(さいぞんこふん)2号墳から、青銅鏡の背面全体に分厚く鍍金された、直径 11.7cm、厚さ 3mmの鎏金獣帯鏡(りゅうきんじゅうたいきょう)が、刀剣、玉、馬具類、などと共に発見されました。
    その鏡は中国の三国志時代(3世紀)に呉の領域、江南地方でつくられたもの。
    鍍金鏡は中国でもたいへん貴重なもので、日本では3枚しか出土していない、とのことです。
    しかも縁の部分に華麗な模様のある画文帯神獣鏡は、この才園古墳の鏡だけなのです。
    また、大正7 (1918)年同じくあさぎり町(旧免田町)で出土した「免田式土器」。
    この土器は、弥生時代に作られたものの中では一番気品があるといわれ、その分布は佐賀平野や沖縄まで九州全域に及びます。

    クマソは高い文化を持ち大陸と独自に交流をしていました。
    「地下から出てくるものは嘘を言わない。」(論文p78)のです。

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