宿番号:382807
ダーワ・悠洛 京都/バンヤン・グループのお知らせ・ブログ
大徳寺でお庭めぐり
更新 : 2019/9/7 18:49
まだまだ残暑の残る京都ですが、禅宗の名刹・大徳寺で美しいお庭を拝観してきました。
大徳寺には20余りの塔頭があり、さながら一つのまちの様に大きなお寺ですが、ほとんどのお寺では拝観謝絶となっており通年拝観可能なのは「大仙院」「瑞峯院」「龍源院」「高桐院」の4か寺のみとなっています。
なお高桐院は2018年夏の台風の影響により、倒木被害などのため拝観休止中。拝観再開は未定とのことです。
千利休ゆかりの三門や仏殿、法堂などを眺めつつ静かな境内を進み、まずは大仙院へ。
大仙院は国宝の方丈や特別名勝に指定されている庭園などが有名な由緒ある寺院。
境内は撮影禁止なので画像を紹介できないのは残念ですが、方丈南側の枯山水庭園は大海を表しているそうです。
また、龍源院には「東滴壺」「一枝坦」「龍吟庭」「こ沱底」の四つの庭園があり、聚楽第から移されたと伝わる阿吽の基礎石が残されています。
宝物も多く、ご本尊の釈迦如来坐像は鎌倉時代のもので重要文化財に指定されているほか、日本最古の種子島銃や秀吉と家康が対局したとされる碁盤などを拝観することができます。
キリシタン大名として有名な大友宗麟が創建した瑞峯院には、「独坐庭」「閑眠庭」の二つの庭園があり、いずれも作庭界の権威・重森三玲氏の手によるもの。
特に「閑眠庭」はキリシタン灯籠を元に、七個の石が十字架に組まれた特徴的なものです。
いずれの塔頭でも、オフシーズンだからか京都の他の観光地と比べると静かに過ごすことができました。
たまには禅寺のお庭を眺めながらゆっくり過ごす休日も悪くないな、と思ったのでした。
大徳寺へのアクセスは、三条京阪前から金閣寺方面行バス利用、「大徳寺前」下車すぐです。
近くには今宮神社や船岡山、西陣などもあるので、一日遊べるエリアだと思います。ぜひ、お出かけになってみてはいかがですか?
関連する周辺観光情報