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「京の冬の旅」で公開中!妙心寺の明智風呂
更新 : 2020/2/19 16:36
現在、大河ドラマが放映中で注目の武将・明智光秀。
京都には多くのゆかりのスポットがあり注目を浴びていますが、今回は特別に公開されている「明智風呂」を見学してきました!
毎年、京都市では「京の冬の旅」と題して通常非公開の文化財15ヶ所が公開されており、今年で54回目。
スタンプラリーも開催されていて、3ヶ所スタンプを集めると、お茶とお菓子などの特典が受けられます。
妙心寺は、京都最大の禅宗のお寺で46もの塔頭が並ぶ大寺院。
年間を通して境内や法堂などが拝観可能ですが、期間限定で「明智風呂」と呼ばれる浴室と仏殿、塔頭の玉鳳院が公開されています(仏殿と浴室はセット、玉鳳院拝観は別途拝観料要)。
仏殿は江戸時代に再建されたもので、重要文化財に指定されています。
ご本尊の釈迦如来像や、明智光秀も含め、妙心寺ゆかりの方々の位牌や過去帳も拝観することができます。
浴室も重要文化財に指定されており、塔頭・大嶺院の住職をしていた明智光秀の叔父・密宗和尚が光秀の菩提を弔うため、光秀が寄進したお布施を使って建立されたものだそうです。
現地のガイドさんのお話しによると、「風呂=汚名をそそぐ」と解釈できるからという説もあるとか。
浴室の外には春日局が寄進した鐘楼があり、かつてお風呂の支度が整った合図のため鳴らされていたそうです。
中に入ると立派な唐破風の付いた小部屋があり、額入りの光秀の辞世の歌も掛けられていました。
浴室と言っても浴槽は無く、サウナのように蒸し風呂として使われていたそうです。
禅僧にとっては入浴も修行の一環。決まった作法があるというお話も聞きました。
妙心寺では仏殿・浴室ともにガイドさんがいらっしゃり、丁寧に解説をしてくださいました。
普段入ることのできないところを拝観できるうえ、お話も聞ける「京の冬の旅」。
妙心寺での特別公開は3月18日(水)までですので、ぜひお出かけください。
<第54回 今日の冬の旅 妙心寺 仏殿・浴室「明智風呂」>
【公開時期】2020年1月10日(金)〜3月18日(水)
【受付時間】10時〜16時
【拝観料】600円
【当ホテルからのアクセス】三条京阪駅より地下鉄東西線利用、二条駅にてJR嵯峨野線に乗り換え、花園駅下車、徒歩約5分
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