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皇室ゆかりの「御寺」泉涌寺
更新 : 2020/11/15 9:49
東山三十六峰の一峰・月輪山の山麓に佇む古刹・泉涌寺にお参りしてきました。
「御寺(みてら)」と称される泉涌寺は、斉衡3(856)年に創建された「仙遊寺」が始まりという古刹で、鎌倉時代に泉が湧き出たことから「泉涌寺」と改められたそうです。
鎌倉時代の四条天皇の御陵が作られて以来、江戸時代の後水尾天皇や幕末の孝明天皇まで25方の御陵が営まれて皇室の菩提所として篤く信仰をあつめてきたお寺で、御所から下賜された建物や歴代皇族方の遺品などが数多く残されています。
重要文化財の仏殿には、運慶が関わったとも伝わる釈迦三尊像が安置されており、通年拝観することができます。
また、観音堂に安置されている聖観音像は「楊貴妃観音」と呼ばれる美しい仏像です。
鎌倉時代に中国からもたらされた像と伝わり、昭和時代までは秘仏だったそうで、今でも鮮やかな彩色が残り、今にも動き出しそうな艶やかなお姿です。
建ち並ぶ一部の塔頭寺院では、写経やお抹茶などの体験ができるところもあり(2020年9月現在、感染症拡大の影響で中止されていることもあるので、最新情報を要確認です)、天皇陵の参拝も併せて半日ほどゆっくり過ごすのもおすすめなスポットです。
【拝観時間】
<3月〜11月>9:00〜16:30 (閉門17:00)
<12月〜2月>9:00〜16:00 (閉門16:30)
当ホテルから泉涌寺へは、三条駅から京阪電車をご利用の場合は東福寺駅で下車し、徒歩約20分。
または、三条京阪前から市バスをご利用いただき、祇園や四条京阪等で乗り換えて「泉涌寺道」下車、徒歩約15分です。
紅葉の名所としても有名な東福寺や伏見稲荷方面と組み合わせておでかけになるのもおすすめ。ぜひお出かけください。
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