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亀の井ホテル 奈良のお知らせ・ブログ
正倉院展に行ってきました♪パート1
更新 : 2012/11/9 15:29
奈良公園の奈良国立博物館で開催中の【第64回正倉院展】に行ってきました。
近鉄奈良駅前の大通りを、若草山のある東へと歩くこと約15分。
駅からは、市内循環バス外回り(2番)を利用して「氷室神社・国立博物館」で下車も便利です。
地元で行われる催しということで、特にここ数年は毎年通っているのですが、いつも頭を悩ませるのが入場する時間帯です。
爽やかな気候のこの季節、気分も清々しく、朝一番から“天平の至宝”に触れたいところなのですが、やはりこの時間帯は混雑が予想されます。
なので、できるだけ待ち時間の少ないと思われるときを狙って、今年も16時前に会場の前に到着しました。
入場券売り場には、30分後の16時30分から発売されるお得な「オータムレイトチケット」(金曜〜日曜は17時30分からの発売)を求める人の行列ができています。
この時点での入場待ち時間は、0分。
さっと入って、16時30分までの間に今年の目玉展示物から鑑賞していきましょう。
まず並んだのが、東新館にある5番の「螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ」。
2年前に出品されたのがよく似た意匠の「螺鈿紫檀五弦琵琶(らでんしたんのごげんのびわ」ですが、今回は四弦のものを見ることができます。
人垣の後列に並び始めて5分ほどで、最前列まで来ました。
館内は全体的に照度を落としてあることもあって、光に満ちたこの場所がさらに貴いものに思えます。
目を凝らして見つめる中で、特に印象深かったのは、やはり琵琶背面の螺鈿細工でしょうか。
貝やタイマイの放つ白い虹色の光は、とても美しいものでした。
その螺鈿の模様の中でも、迦陵頻伽(かりょうびんが)と呼ばれる人面鳥は、仏教で極楽浄土に住むと言われる想像上の生き物で、生まれる前、殻の中にいるときから非常に美しい声で鳴くとされています。
このように書くと、なんともロマンチックなイメージが浮かびますが、実際に見てみるとその顔の表情はなんだかユーモラスでさらに心が和みます。
【第64回正倉院展】、展覧会のご案内は、当ブログの下記記事も参考になさってください。
会期は11月12日(月)までと残り少なくなっていますので、お急ぎを!
http://www.kanponoyado.japanpost.jp/yado/nara/2012/10/entry014124.php