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【老舗が閉店】広島に生き続けた・・・
更新 : 2015/1/28 12:21
広島ラーメンの老舗【すずめ】
昭和20年8月6日、広島に原爆が投下され、焦土と化しました。
広島市民は廃墟の街で復興に向けて力を注いでいた中で・・・
広島のラーメンのルーツは終戦後の屋台から始まるのです。
昭和25年頃に広島市が屋台出店の規制を敷くと同時に広島屋台ラーメン「上海」が、
屋台をたたみ、「段原食堂」として店舗を構えました。
この「段原食堂」の次男、沖 誠治さんと妻、ヒデ子さんが昭和32年頃に舟入で
「しまい」を開業。
同時にヒデ子さんの姉も京橋に店を開業したところから
この屋号となる。
これが広島のラーメン1号店だといわれています。
「すずめ」の店主、関上 卓爾は、OPEN当初はチャルメラを吹きながら屋台を引いていました。
それから自転車になり、単車で近所を回れるようになったときには、常連客がついていました。
その常連客の批評こそ、すずめが繁盛するきっかけとなるのです!!
お客さんにとにかくおいしく、安定したラーメンを食べてもらおうと必死で努力した店主。
来る日も来る日もラーメンを試食し、誠心誠意頑張っていたのです。
やがて評判はタクシー運転手の間で噂となり、口コミにより、広島を代表する
繁盛店となり、現在も変わらずラーメンシーンの中核に位置しているのですが・・・
創業49年、「すずめ」の中華そばは広島ラーメンの王道であり、
スタンダードでもあるのです。
しかしながら、くしくも戦後70年の今年、後継者がいないとのことから、4月末にて閉店を決意されたそうです。
誠に残念な事ですが、これも時代の流れなんでしょうね・・・
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