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【外国人墓地】いい眺めですよ
更新 : 2021/10/24 3:58
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函館を代表する景色といえば函館山展望台ですが、ほかにも良いロケーションがたくさんあります。
特に異国情緒を感じられるスポットが多く特徴的です。
さて、今回ご紹介させていただくのは「外国人墓地」です。
市街地の北西のはずれ、函館港を見下ろす高台に、江戸時代末期に始まった外国人墓地があります。開港都市・函館らしい雰囲気とともに、海をバックにした景色のよさでも人気。でも、せっかく訪ねてもちょっと歩いて記念写真を撮るくらいのかたが多く、墓地の全体像や歴史、個々の墓碑のことなどはあまり知られていないかもしれません。
ここには中国人墓地、ロシア人墓地、さらにプロテスタント墓地が寄り添うように並びます。
函館山西北端の高台のあり開港前後から、函館寄港中に命を落とした船員や在住外国人のための墓地が設けられました。
1954(安政元)年のアメリカ・ペリー艦隊の水兵が葬られた「プロテスタント墓地」に始まり、1859(安政6)年にロシア人墓地、1870(明治3)年にカトリック墓地(現姓パウロ修道女会墓地)、1876(明治9)年に中国人墓地(現中華山荘)が加わりました。正式には、1870(明治3)年、米・英・独・露・中の在函5カ国の領事からの要請を受けて協定が結ばれ、現在の外国人墓地に。そのほか、一般の宗教関係の墓地も隣接してあります。
最初にこの地に眠ったのは、160年以上前にアメリカのペリー提督とやってきて、滞在中に亡くなった2人の水兵。プロテスタント墓地内の海に向かって左手、いちばん山側に墓碑が並んでいます。
墓碑はみな海に向かって建てられていて、遠い祖国への思いがしのばれます。
船が行きかう港を見おろす、異国情緒あふれる風景です。このあたりは西に海が広がり、晴れた日には函館湾の向こうに大沼の駒ケ岳も望める絶好の夕日スポットでもあります。タイミングによって、とびきりの夕焼けがみられるかもしれません。
住所:函館市船見町23先
当ホテルから車で約25分
開港と諸外国との交流により発展してきた街として、当時を偲んで散策してみてはいかがでしょうか☆
ロシア人墓地
中国人墓地