かつて、毛利氏の城下町として栄えた町並みが色濃く残る萩・城下町。2015年に世界遺産にも指定されたその一角に「萩・城下町の宿 椿庵」はあります。
約150年前の江戸時代に、武家屋敷として建てられたこの建物。
時代の流れと共に建屋の一部を「町屋」に形を変え、改修する前はオーナーの叔母が萩焼のお店を営んでいました。
長らく空き家の状態が続いていましたが、この場所が萩にお越しになる方々をお迎えする「一棟貸しの宿」として、このたび生まれ変わりました。
今回はこのなかで歴史や文化を感じる「桜 -sakura-」をご紹介いたします。
高杉晋作や、第26代内閣総理大臣を務めた田中義一の誕生地がある菊屋横丁は、日本の道100選に選定されています。その菊屋横丁に面したお部屋「桜 -sakura-」。表に出ると美しいなまこ壁が目の前に広がります。
部屋の中には、萩焼のお店の名残を感じる萩焼の器や花器などが飾られています。歴史を感じる土間には、当時の生活を偲ばせる火を使っていたことが分かるススの付いた壁面や、昔の冷蔵庫などを残しています。
萩の歴史や文化を感じながら、ゆっくりとした時間をお過ごしいただけましたら幸いです。
リゾートホテル美萩ともども、どうぞよろしくお願いいたします。