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葛城 北の丸のお知らせ・ブログ
備前焼の陶芸作家「井口淳 作陶展」
更新 : 2025/7/30 9:28
2025年7月31日(木)より北の丸2階ギャラリーにて、陶芸作家 井口淳さんの作陶展を開催いたします
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備前焼 井口淳 作陶展
<開催期間> 2025年7月31日(木)〜2025年9月30日(火)
10:00〜18:00
<場 所> 葛城北の丸2階ギャラリー ≪入場無料≫
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備前焼:土と炎が織りなす、唯一無二の美
備前焼(びぜんやき)は、岡山県備前市を中心に作られる、日本六古窯のひとつに数えられる伝統的な焼き物です。 釉薬を使わず、炎と土と灰が織りなす「窯変」によって生まれる自然な模様が特徴で、ひとつとして同じものがない、唯一無二の美しさを持ちます。
茶器・酒器・皿など、日常の器としても多く使われており、「使い込むほどに味が出る」と言われるように、年月とともに風合いが深まり、持ち主との関係性を育んでいきます。 派手さはないものの、静かに心に寄り添うような存在感が、備前焼の大きな魅力です。
陶芸家・井口さんは、瀬戸や京都で焼き物を学んだのち、岡山・備前で約十年間修業を積みました。 その後、地元・静岡県に戻り、作陶活動を続けています。備前焼(焼締陶)の技術を軸に、 釉薬を使った作品にも挑戦しており、個展向けの一点物から、食器や湯呑などの日常使いの器、大型の壺まで幅広く制作しています。
井口さんの作品は、薪窯にこだわり、窖窯(あながま)と登り窯の二つの窯を使い、年に3〜4回焚いています。 登り窯のある静岡県天竜地区は林業が盛んな地域で、窯焚きには天竜の木材も使用。自然の恵みを生かし、 その土地の素材を循環させる作品づくりを、これからも大切にしていきたいと語っています。
炎と土が生み出す、唯一無二の表情を持つ備前焼。この機会に、その奥深い魅力をぜひご体感ください。
※詳しくは公式ホームページをご確認ください。