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葛城 北の丸のお知らせ・ブログ
葛城北の丸 風鈴飾り
更新 : 2025/8/14 15:15
現在開催中の「遠州三山風鈴まつり」(〜8月31日)にちなんで、葛城北の丸でも、客室「藤殿」へと続く回廊にて「風鈴の散歩道」をお楽しみいただけるようになりました。
風鈴は、ただの涼しげな飾りではなく、厄除けや占いの道具として使われていた歴史があります。
古代中国では「風鐸(ふうたく)」と呼ばれ、寺院や宮殿の軒先に吊るされていました。風が吹いて音が鳴ることで、邪気を払うと信じられていたそうです。 この文化は奈良時代に日本へ伝わり、仏教とともに寺院などで用いられるようになります。特に、音には「清め」の力があるとされ、神聖な意味合いを持っていたといわれています。
現在では、風鈴は夏の風物詩として親しまれていますが、その涼しげな音色には、かつて災いを遠ざける力があると信じられていたことは、意外と知られていないかもしれません。
ぜひ、葛城北の丸の風鈴の音色に耳を傾けながら、非日常のひとときをお過ごしください。