12月に入り、世間は早くも年末ムード。定禅寺通りのケヤキ並木も、光のページェントに備え次々と電飾が飾り付けられています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、間もなくウインタースポーツの季節となりますが、あるスポーツがここ仙台と関係深いものであるというのは、皆様ご存知でしょうか。そのスポーツとは、「フィギュアスケート」です。仙台を拠点として活躍したフィギュアスケーターは何人かおりますが、意外にも日本で初めてフィギュアスケートが行われたのが、仙台なのです。
行われた年代には諸説あるものの、場所は仙台城三の丸、現在仙台市博物館がある地域の「五色沼」と呼ばれる池です。五色沼は本来二の丸のお堀の一部なのですが、堀が作られた江戸時代は今よりも冬の気温が低く、池の水が凍ることが多々ありました。その後明治時代に日本にスケートの文化がもたらされた際、五色沼がスケート場として認知されるようになったそうです。過去にはここで選手権が行われたこともあるようですよ！

今では気温の関係により、五色沼にスケートが出来るほどの氷は張られなくなりましたが、今も日本におけるフィギュアスケート発祥の地として、その名を残しています。
すぐそばにある地下鉄東西線「国際センター」駅には、仙台に縁のあるフィギュアスケーターの記念碑があります。そちらもぜひご覧ください！