静岡県、伊豆半島の東伊豆エリアにある大室山（おおむろやま）は、標高580m、伊豆東部火山群の中で最大級のスコリア丘（火山の噴火により形成されるお茶碗を逆さまにしたような形の丘のこと）です。山頂に大きな火口があり、真ん中がくぼんだ形になっているので、遠くから見るとまるで巨大なプリンのよう。

山全体が国指定の天然記念物のため徒歩での登山は禁止されています。専用のリフトを使って山頂に到着すると、そこからの眺めはまさに絶景。晴れた日は、富士山から天城連山、伊豆諸島、相模湾を望む360度の大パノラマが楽しめます。今回は、そんな大室山の観光情報をまとめてお届けします。大室山の魅力や山頂での楽しみ方、リフトの乗車方法、さらには周辺の観光スポットまで詳しくご紹介。
大室山は、約4000年前の噴火の際に、溶岩のしぶきや火山弾が降り積もってできた山だといわれています。こんもりとしたなだらかな山肌や、ぽっかりと空いた山頂のくぼみは、過去の噴火の名残です。現在では、山頂の噴火口跡を囲むように遊歩道が整備され、歩いて一周できるようになっています。美しい眺めと開放的なロケーションが人気を呼び、一年を通して多くの観光客が訪れる大室山。どこか神秘的な雰囲気も感じられる山頂にもぜひ足を伸ばしてみてください。その風景は、映画「君の名は。」に登場する場面とよく似ていることでも話題になりました。
電車とバスでのアクセス

JR伊東駅より

東海バス「シャボテン公園」行に乗車（乗車時間40分）、終点「シャボテン公園」バス停下車すぐ

伊豆高原駅より 東海バス「シャボテン公園・大室山リフト」行に乗車（乗車時間16分）、「シャボテン公園」バス停下車すぐ

お車でのアクセスと駐車場

駐車場は普通車500台、バス10台が停車可能な大きな駐車場があります。カーナビには以下の名称を入力するとスムーズです。