宿番号:390987
若草色の風に包まれるおとなの休日 古都の宿 むさし野のお知らせ・ブログ
節分で「多くの福を皆様に」の願いを込めて
更新 : 2022/2/1 18:59
いつも古都の宿むさし野のブログをお読み頂きありがとうございます。
2月3日は節分ですね。
「節分」は邪気を払い、無病息災を願う行事です。
古(いにしえ)より「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられ
「2月上旬はまだ寒く体調を崩しやすい」ことから邪気を祓い清め、一年間の無病息災を祈願する習慣となった様ですね。
では節分に豆をまくのはどうしてかご存じですか?
諸説あるそうですが、豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということに由来しているそうです。
また、豆は五穀(米、麦、ヒエ、アワ、豆)の象徴であり、農耕民族である日本人は、これらに神が宿ると信じてきたからだともいわれているそうです。
当館では節分の時期に
枡に入れた豆と邪気を祓い清めてその後多くの福を呼び込む象徴の「お多福」をロビーに飾っております。
狂言にはお多福=おかめが悪さをする鬼に説教をして改心させるというお話があります。
つまり、実は鬼は豆まきだけでは追い払うことができなく、お多福なしでは本当の福は訪れないという解釈にもなりますね。節分に「お多福」を飾るのはそういう由縁という訳です。
どうか今年は皆様に多くの「福」が訪れますように・・・。
余談ですが節分は「鬼は外、福は内」が定番のかけ声ですが
奈良には「鬼も福も内」とかけ声をかける寺社仏閣があるんですよ。
●元興寺(奈良県奈良市)→「福は内、鬼は内」
寺に元興神(がごぜ)という鬼がいて、悪者を退治するという言い伝えがあります。
●天河大辨財天社(奈良県天川村)→「鬼は内、福は内」
鬼は全ての意識を超えて物事を正しく見るとされているため、前日に「鬼の宿」という鬼迎えの神事を行い、鬼を迎い入れてから節分会をします。
●金峯山寺蔵王堂(奈良県吉野郡吉野町)→「福は内、鬼も内」
全国から追われた鬼を迎い入れ、仏教の力で改心させます
奈良の寺社仏閣は深いですね。
当館の鹿鳴山荘(お風呂付客室のある別館)の入口には
この季節は天神さまの人形を飾っております。
関連する宿泊プラン