宿番号:390987
若草色の風に包まれるおとなの休日 古都の宿 むさし野のお知らせ・ブログ
むさし野「料理のてしごと」
更新 : 2023/10/19 13:59
いつも古都の宿むさし野のブログをお読み頂きありがとうございます。
奈良公園周辺は秋の紅葉、正倉院展など
楽しみが多いシーズンが近付いて参りました。
ゆっくり散策するにも大変気持ちの良い季節となります。
そんな「神無月(10月)」のお献立は落鮎や銀杏、秋鮭などが登場しております。
鮎と言えば身が引き締まりみずみずしく、淡泊な味わいの中に甘みも感じる夏の旬味覚というイメージがございますが、また違った味わいを楽しめるのが秋に獲れる「落ち鮎」。
落鮎は腹に卵をもち、体色は変化し鉄サビのような色になることから「さび鮎」とも呼ばれます。
身の締まりや甘みに成熟したうまみが加わる秋味覚です。
銀杏も翡翠(ヒスイ)の様に輝きを放てる様、殻のまま炒り、殻をむいたあと油通しをして
美しい色のままに仕上げています。
秋鮭も串を通しひとつひとつ丁寧に焼き上げております。
どの一品も料理長が妥協なく食材選び、下処理、調理、盛り付けを行っておりまして
まさに「料理のてしごと」でございます。
食材そのままの味を味わって頂くだけでなく
確かな手仕事を加えたお料理の数々。
パッと見てその繊細な手仕事は表には現れにくいのですが
お召し上がり頂き感じて頂けると嬉しく存じます。
この度お品書きに加えてお献立を深堀りした「むさし野 料理のてしごと」という
冊子を手作り致しました。
当館はお部屋食でお客様の箸の進みに合わせて適温のお料理をお運びしておりますが
その合間に是非手に取って頂ければ幸いでございます。
食材や仕立て方を手書きの絵を加えてご紹介しております。
当館こだわりの「出汁」についてもご紹介しております。
関連する周辺観光情報
関連する宿泊プラン