アパホテル〈神田駅東〉（2025年2月客室設備リニューアル）のお知らせ・ブログ

　どーも、まさです！
前回に引き続き、今回も新春オススメルームシアターを紹介します。
　今回の映画は、私の前職「教師」にまつわるお話です。

　『ブタがいた教室』
　大阪のある小学校で新人教師が行った実際の授業のお話です。1年後に食べる約束で、クラスで子豚を飼う事になりました。どんどん愛着の沸いてくる生徒たち。
　1年後、約束の日、クラス会で生徒たちが見つけた答えとは？
　
　“命”の大切さを伝えるために教師が行った、とんでもない授業ですね。まさに映画にするに相応しい物語です。私が大学在学中の教職のクラスでも何度も話し合いに出てきたお話です。

　私の教員としての意見としては、非常に責任感のない教師だな、と言ったところです。「そこまでしないと“命”の大切さを伝えられない。」と言っているようなものですからね。
　昔、金八先生の話の中で、ドラッグの怖さを教えるために、生徒の1人の禁断症状を教室で見せ、「これがドラッグだ！！」と叫ぶシーンがありましたが、これと同じ。
　
　そもそも、教師というのは、そんなことをしなくてもそれを伝えていく力が、僕は必要だと思うんです。子供に興味を持たせるしゃべりや情報を駆使して、日常でそれを伝えていく力。
　過去の歴史を振り返れば、いくらでも教材となるものはあります。“命”の大切さだけでなく、どんな事に対しても。
　それが歴史というものであり、我々が生まれながらにして持っている財産なんですから。

　歴史を愛するものとして、教師にはそれくらいの力は持っていて欲しいと思います。そんなサプライズみたいな授業をしなくても、伝わります。子供の吸収力はハンパじゃないんですから。

　ただ、映画としては非常に見ごたえのある内容かと思います。まさに映画。僕は実話だと言うことは伏せるべきだなと思いますね。ただ見るだけでなく、自分ならどう考えるか、そこが大切な映画です。
　新人教師のとんでもない授業に自らはどう考え、意見できるか。皆様が周りの人と楽しく論議できますよう願っております。

　趣味でより良い人生を。