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アパホテル〈神田駅東〉(2025年2月客室設備リニューアル)のお知らせ・ブログ

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  • まさのホビーライフ#40「東京銭湯物語」

    更新 : 2014/9/11 15:25

    どーも、まさです。
    今日は珍しく昼間の出勤です。自分以外女性です。当館はきれいなクルーが多いので、なんだか照れますね。
    ……さあ、伝家の宝刀“お世辞”をかましたところで!物語の続きに進みましょう。

    前回から始まりました、「東京銭湯物語」。主人公雄介の前に現れた1人の女性。この二人に一体どんな展開が…!?

    ―「それにしても綺麗な人だったな…。」
    銭湯の前で出会った女性のことで雄介の頭の中はいっぱいだ。水ぶろに入っても全然落ち着かない。
    サウナに入り自身の限界にチャレンジしながら、雄介は、自身の想像力も限界まで発揮して、その女性との恋愛を思考していた。

    ―「あの笑みは何だったんだ?」
    どう分析しようも、自分に好意があるようにしか思えない。でも、あんな美人が…?
    雄介は、はっきり言ってモテる男ではない。女性に対しても苦手意識がある。それくらい女性との交流の機会は少ない。数少ない恋愛経験も、数か月の記憶しかない。しかし、恋愛に対するあこがれは人一倍強い。そう、彼は完全なるむっつりなのだ。

    ―「こんな俺にこんな出会いがあると思うか?ふっ…。馬鹿げてる。恋愛に対する免疫が無ければ、こんな勘違いをやっちまうのか。…いやでも…。あの笑みは…。いや…でも…」
    こんな自分の中でのやり取りが何往復もしている。同時進行で行われている彼女との妄想恋愛も、二人の間に生まれた子供の高校受験をどうするかというところまで築き上げられていた。
    雄介の想像力は、アインシュタインが相対性理論を考え付いたときと同じくらいのレベルまで研ぎ澄まされていく。

    ―「定年退職後は、何か店でも開くかな…。」
    妄想恋愛はもう佳境を迎えている。我ながらいい作品が出来た。園子温にでも脚本を売ってやろうかと思うほどだ。

    そして、彼は気づく。「虚しい…。」
    彼は恥じている。自分にそんな恋愛をする度胸などないのに、頭の中は幸せでいっぱい。恥ずかしい。
    雄介はとぼとぼと脱衣室に向かう。サウナに入り過ぎて体の火照りはMAXだ。先程の火照りのことも少し思い出し、更に寂しくなる。

    カラカラののどにフルーツオレを流し込みながら、外へ。前から風がぶわっと開いた。

    甘いシャンプーの香りをのせた風。
    その先には、同じフルーツオレを飲みながら、夕涼みをする彼女の姿が。

    また、身体が火照り始めた…。


    ――続く。

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