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  • ■ まさのホビーライフ#46「大泥棒まさ六C」

    更新 : 2014/11/11 5:20

    愛する人を失い、悲しみの色に染まった華子ばあさんの人生。
    その終盤、現れた一人の男。
    その男は、華子ばあさんの目の前で、集めた宝物を見事なまでに奪い取っていきます。

    その姿をみて、彼女は再び笑顔になれたのです。

    『あんたは、あんたは見事に盗んでいきよった。ありがとうよ。』

    「何だよ。俺が一体何を盗んだってんだよ。」

    『あんたは、私の“悲しみ”を盗んでいってくれたじゃないかい。』

    「…。」


    まさ六の頬を一筋、すぅ〜と流れていきます。


    『まさ六、あんたは本当に、天下の大泥棒じゃったんじゃのう』


    「お…おぅよ…!もちろんだ。」

    「俺は、天下一の大泥棒。神隠しのまさ六たぁ、おれのことでぃ!
     哀しい時はいつでも呼びな。世界のどこにいたとしてもすぐに飛んできてやるからよぉ。」


    これにて、一晩の珍騒動は終幕いたします。
    それから数年後、華子ばあさんは、天命を全うし、旦那様の下へ、旅立っていきました。

    そこには華子ばあさんの最後の時までを見届ける、1人の男の姿があったそうです。
    最後の時の数日間、華子ばあさんの部屋からは、彼女の笑い声が途切れることがなかったそうです。

    その後、その男は、ばあさんの財産を受け継ぎ、村のみんなの為に使いました。

    その男は、村一番の働き者になり一生懸命に働き、その村は、笑い声の絶えない誰もが笑顔の村になりました。

    いつしか、その村は「華子村」と呼ばれるようになり、世界で一番、幸せな村になったとさ。

    完。


    いかがでしたでしょうか?
    ライブの関係で、更新が随分と遅くなり、恥ずかしい限り。

    今後も何かの折に、物語を作っていきたいですね。次は「◯◯太郎」的なものを。

    乞う、ご期待です。

    趣味で人生に潤いを。

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