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沖縄かりゆしリゾートEXES恩納(エグゼス恩納)のお知らせ・ブログ
強く、たくましいガジュマルの木
更新 : 2012/3/17 17:59
がじゅまるの木をご存知でしょうか?
熱帯地域に分布する木で、ここ沖縄にも多くの場所で見かける事ができます。
枝や幹から多くの気根(ひげ)をぶらさげ、その気根は地面に着くと大きく成長し木を支える支柱となります。
いくつもの気根が絡み合ってとてもユニークな形をした木になる事が特徴です。
ホテルのある恩納村のお隣の街、名護市。
沖縄本島内の市町村で最大の面積を誇る街であり、美ら海水族館や古宇利大橋といった観光名所へ行く際に通る街です。
その名護市には、国の天然記念物にも指定されている高さ19メートルの巨大ながじゅまるの木があります。それは、かつて名護市のメインストリートと呼ばれた名護大通りの玄関口にそびえたつ、その名も『ひんぷんがじゅまる』。
『ひんぷん』とは、沖縄の伝統的家屋で屋敷の門から家の中が見えないようにする目隠しの役割とともに、悪霊や災いが家の中に入らないようにする意味も含まれています。
樹齢は約300年。あの大木から感じられる強さと貫録、そして長い年月もの間名護市の街と人を見守ってきた優しさも感じられる、そんな木です。
沖縄の強い台風にもこれまで何度も耐え続けてきましたが、数年前から台風による倒木の危険性が心配され、木を支える柱と梁が木の周りに何本も取り付けられました。
現在でも台風が来る度に木の周りにはたくさんの土嚢が積まれます。
もちろん倒木の危険から人を守る為ではありますが、その姿を見ているとこれまで長い間街を見守ってきた木が今では街の人々に守られ、愛されている様子も伝わってきます。
幼い頃、毎日目にしていたひんぷんガジュマル。あの頃に比べると今は少し疲れてしまったように見えますが、これからもずっと名護市のシンボルとしてその姿を多くの人に見てもらいたい、そんな思い入れのある木です。
お近くまでいらした際は、是非ご覧になってみて下さい。
ゲストリレーションズ 長浜 日奈子
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