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メルキュール京都宮津リゾート&スパのお知らせ・ブログ
天橋立を巡る旅物語(13)
更新 : 2008/10/4 9:42
皆様こんにちは、案内役の雅良生です♪
昨日のお話の続きとなりますが、大川大明神は
豊穣の神とされています。
ここまで聞いて「あれれ、賢狼ホロじゃないの?」と
首をかしげた貴方はよほどのアニメ通ですね。
「狼と香辛料」に興味のある方は要チェックです。
天橋立神社の傍にある磯清水(写真下)は、一辺80センチメートルの
四角形の井枠からなる浅井戸で、釣瓶で水が汲めるようになっています。
井戸枠から水面までは180センチメートルあり、
井底までは230センチメートルあります。
水温は19度とやや高めで、水質的にはカルシウムイオンと
炭酸水素イオン成分を主体とする真水です。
周りを海水で囲まれているのに塩分が含まれない不思議な水として、
日本名水百選にも選ばれているんですよ。
岩垣博士の天橋立物語によると、淡水は塩水より軽いので、
地下で真水が海水の上に平たくのっかっているのだろうとのことです。
軍艦春日の大砲(写真上)は平和のシンボルとして、展示されています。
日露戦争の当初に機雷に触れて2隻の軍艦が沈んだところから、
このままでは作戦がたてられないと頭を抱えた当局者が奔走の末に、
当時イギリスで建造中であったアルゼンチンの軍艦を
譲り受けることになりました。これが軍艦春日です。
その後旧日本海軍はアルゼンチンに深く感謝して、
観艦式ではアルゼンチンの武官を特別席で歓待することを慣例とし、
このことは現在の海上自衛隊によって引き継がれています。
後に軍縮によって儀装がとかれ、訓練艦となりました。
そのさいに民間に払い下げられた大砲のひとつがこれです。
いつか全ての兵器がこのようなかたちで
展示される時代が来てほしいものですね。