宿・ホテル予約 > 京都府 > 天橋立・宮津・舞鶴 > 天橋立・宮津 > メルキュール京都宮津リゾート&スパのブログ詳細

宿番号:392226

7/19プールオープン!オールインクルーシブを楽しむ海辺のリゾート

ゆらゆら温泉郷
【電車】宮津駅よりホテル無料送迎定時バス約10分【車】京都縦貫道(宮津天橋立IC)から車で約15分

メルキュール京都宮津リゾート&スパのお知らせ・ブログ

宿泊施設ブログ

  • “麻呂子親王伝説”の七仏薬師巡り 〜多禰寺編〜

    更新 : 2008/12/30 11:08

    “七仏薬師巡り”、今回は
    舞鶴の多禰寺を紹介します。

    東舞鶴駅から引揚記念館を目指し、
    クレインブリッジを渡り、トンネルを抜けると
    右折多禰寺の看板が出ています。
    山道を上れど上れどなかなか辿りつかず、
    道が頼りなくなってきた所で石札がありました。

    こちらのお寺は真言宗の古刹・医王山多禰寺です。
    薬師如来が本尊らしい山号です。
    京都府最古の寺として、用命天皇勅願所、
    麻呂子親王の開基となっています。

    西国四十九薬師の三十番札所でもあり、
    萩の寺としても有名です。
    七仏薬師の七番目の瑠璃光如来で、
    本堂奥の厨子に収められたそれは
    お正月のみご開帳されます。
    小さな小窓から中が覗けるのですが、
    暗くてよくわかりませんでした。

    今日は平日でひっそりしていて、
    参拝客はだれもいません。
    少し肌寒い日でしたが、社務所に人がいて
    色々お話しを聞くことができました。
    かつては十二伽藍や、宿坊もあったそうです。
    本堂は文政七年、宮津の人が、おじいさんが
    造ったとの事で年1回くるとの事。
    龍が彫刻された江戸期の作品です。

    帰って調べると、作者はあの六代目中井権次ですので
    来られたのは、中井彫刻店の店主でしょうか?
    丹後郷土資料館の特別展には、絹本著色
    多禰寺本尊図、七仏薬師如来霊場扁額、
    丹後医王山多禰寺由来記と3点が出品されています。

    宝物殿も見せて頂くことができました。
    まず、目を引くのが鎌倉時代作の金剛力士像(運慶作)です。
    脚には血管が浮きでて、迫力満点!
    因みに以前は仁王門にあったそうです。
    体長4mもあり、東大寺にある像の次に大きいのですが
    同じ物が他に岐阜と岡山にあるとか。

    正面に大日如来、右に平安時代作の普賢菩薩、
    左に観音菩薩がありましたが、こちらは小さいので
    かわいらしく見えます(不謹慎…?)。
    真言宗を広めた高僧の肖像画が掛軸に貼られていたり、
    平安期の不動明王等があったりしました。

    それにしても、よくこんな所に寺を開いたものだと
    思いましたが、駐車場から眼下に舞鶴湾と
    クレインブリッジが綺麗に見えていました。
    秋には紅葉で染まる様が見られることでしょう。

    他のお寺も機会があればご紹介致しますね♪

    ※JR東舞鶴駅より12キロ。無料駐車場があります。
     拝観は無料ですが、宝物殿の見学は500円です。

                          島田通信員

宿泊のご予約はこちらから

料金・宿泊プラン一覧

お電話でご予約される場合は、宿泊プランをお選びください。