去る6月に天橋立の籠神社の道を隔てて斜め向かいにある
旅館・松風荘さんで府立山城郷土資料館の伊藤先生を講師に招き
「府中の歴史と文化の学習会」が開催されました（＾＾）

テーマは、１０月２４日（土）に智恩寺さんの境内で
公演が予定されている「丹後物狂」です。

これは以前のブログでもご紹介させて頂いたように
失われた子供を親が捜し求める話なのですが、
このようなジャンルはお能の十八番といってもいいものでして
父親が子を探すものだけとりあげても、
「三井寺」「花月」等々があり、
近くは少年ケニアの元ネタになったことでも
記憶に新しいところなのですが、
「丹後物狂」の特異さは、主人公の少年が
悪人だというところにあります�煤i@O@）

狂言自殺で親を狂気に陥れた少年の魂の救済の物語を、
芸術のために我が子を犠牲にした世阿弥が創作し、
権力の強化のためにありとあらゆるタブーを踏み越えた
義満に捧げた…というその時代背景をうかがいながら、
今年の秋の公演に胸をわくわくさせる雅良生でした（＞v＜*）

宮津ロイヤルホテル･雅良生でした！