宿番号:392226
メルキュール京都宮津リゾート&スパのお知らせ・ブログ
蟹刺しについての小話
更新 : 2010/12/22 15:04
昨晩の皆既日食は見られたでしょうか?
宮津はあいにくの雨模様。
双子座流星群の時のように雲の切れ間から、
なんてミラクルはさすがに起こりませんでした。
ぴろこママです。こんにちは。
今日は、おいしい蟹刺しについて。
蟹さんに関わるようになって10年近いのではありますが
実は昨日初めて知ったことがありました。
写真によく出てくる花が開いたようになっている蟹刺しの写真。
これは活蟹のむき身を氷水にさらすことで
見た目にも実に華やかな蟹刺しのできあがり、なんですが。
和食の板長曰く。
花が開くまでにちょっと時間がかかって、
水に浸けている間に旨みがどんどん逃げてしまって
美味しくなくなるんだよね。
・・・そっ、そーなんですか?!?!?!?!
だから、写真はこうなんだけど、
氷水に浸ける時間はとても短くしていて
写真までは開かせていないんです。
・・・でもまぁ確かに、まともに考えたら納得できます。
簡単な理科です。
海の中に住んでいる蟹、体内の塩分濃度も高いから、
水に浸けていれば浸透圧で塩気も旨みも抜けてしまいます。
反対に身の中に残るのは水。
水を沢山吸うので身が開いて花が咲いたようになるのはアタリマエ。。。
そんな理由で、
当館で活蟹プランをオーダーいただいたお客様には
むき身を水に浸ける時間を短縮し、
身があまり開かない内にご提供しております。
高級食材ですからなおのこと、
より美味しく召し上がっていただきたい。
料理長のそんな想いが込められております。
ぴろこママでした。
関連する周辺観光情報