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上世屋の銚子の瀧
更新 : 2011/11/8 14:25
映画「天国はまだ遠く」で有名になった上世屋にある銚子の滝です。聖観音堂の裏手にある高さ19メートルを垂直に流れ落ちる滝です。その名の由来は、大きな岩をくりぬいたような形がお銚子の口に似ているところからきているそうです。聖観音堂は、成相寺のご本尊である聖観音像が最初に祀られていたところとされ、元成相寺あるいは、成相の奥の院ともよばれます。今昔物語にある成相寺の霊験談も実はここ上世屋が舞台であったともいわれています。また江戸時代の後期の天保年間には、滝の付近に不思議な怪獣が住まいしたという記録が残っています。その姿形は巨大な猫に似て、足跡は狸のよう、口は狼のように耳まで裂けていたそうです。しかしそんな恐ろしい姿形にもかかわらず、里人によくなれて、みんなから可愛がられたとのことです。
雅良生