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大丹波王国の興亡 その5 アマテラスその愛
更新 : 2012/11/9 23:46
写真は宮津市にある丹後国一の宮 元伊勢籠神社の葵祭りの宵宮時の静謐な様子を撮影しました。この神社はアマテラス(天照皇大神)が大和を出発して伊勢におちつくまで行われた遷宮の最初の立ち寄り先であったとされている神社です。アマテラスは邪馬台国女王のヒミコを神格化したとする説があります。さてまだ人間であったころのアマテラスの人となりを物語るエピソードが平安文学の傑作のひとつ更科日記にあります。作者ははやく母を失い、病気がちでさびしい少女時代をおくったのですが、そんな彼女を病床で看護してくれたのはとても大きな体をした女性でした。作者は後にそんな女性はいなかったのだと気がついて愕然とします。作者に回りの人たちはその女性はアマテラスだといいます。アマテラスは親のない子供たちをことのほか愛しむ人であったからと…邪馬台国の移動とは国民の難民化を意味していました。その際真っ先に犠牲になるのは親のない子供たちのはず。彼女はなんとしてでも子供たちを生き延びさせなくてはと考えたはず。その結論が女王の丹後への移住でした。 雅良生
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