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大丹波王国の興亡 その9 さざれ石
更新 : 2012/11/17 0:39
同志社大学教授の森先生の著書「魏志倭人伝を読み直す」によって一般に認知されるようになった「邪馬台国移動説」ですが、その出発点は昭和17年の「神武天皇聖跡大調査」にありました。この時の調査で、古事記や日本書紀にしるされている神武東遷が、九州の一部族が宮崎から奈良に移住しただけでなく、九州の各地からおびただしい人たちが本州に移住した民族大移動であることを明らかにされたからです。大調査に当時中学生の若さで参加された白石先生に直接うかがったところによると、調査の過程で最も印象的だったのは、神武天皇の遺跡には必ず石神信仰の跡が残されていたことだったそうです。石神信仰とは岩盤や尖り石を神の依り代として子孫繁盛を祈る信仰で、その内容は国歌の元歌である古歌にうたわれています。「世が君は 千代に八千代に
さざれ石 いわおとなりて 苔のむすまで」
写真は府中にある元伊勢籠神社の境内にあるさざれ石です。 雅良生
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