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ガラシャ夫人の宮津 その1 少女時代
更新 : 2012/12/6 21:33
これから5回にわたってガラシャ夫人の宮津でのエピソードとその史跡の写真をお届けします。写真は宮津市内の大手川河畔に再現された宮津城の城壁です。ご覧のとおり堀は浅く、城壁は低く、すぐに攻め落とされるお城にみえますが、この城は攻防戦を予定してつくられた城ではありません。敵地で降参してきたけれども信用が出来ない将兵を収容するためにつくられました。入るのは容易ですが、中からは出られないよう色々と罠がしかけてありました。この忍者屋敷のような城はガラシャの父親の明智光秀が娘婿の忠興のために6ヶ月で完成させたと伝えられます。光秀は元は職人で当時の新兵器である鉄砲の改造と修理に詳しい技術者でした。鉄砲の修理や改造の依頼をとおして日本全国の水軍(海賊)や乱破(忍者)とも交流がありました。丹後には、光秀の妻が鬱病で子育てができなくなったため、幼いガラシャを舟屋で有名な伊根の水軍(海賊)に養女にしてくれと預けていたと言う話があります。この少女時代の辛い体験が彼女に逆境に耐え抜く強さを与えました
雅良生