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籠神社の七不思議 その6 五色座玉は何の徴?
更新 : 2013/4/4 23:20
元伊勢籠神社の正殿の欄干には五色座玉(五色の座り玉)と呼ばれる飾り玉が取り付けられています。これは伊勢神宮の内宮の正殿と同じつくりで、格式の高さをあらわしているとされています。
写真は籠神社の春の大祭である葵祭の様子を撮影したものです。この1シーンからも籠神社の格式の高さがうかがわれますね。伊勢神宮の五色の玉は日本人の年中行事の中にも取り入れられています。
秋に「おはぎ」とよばれるあんころ餅を食べる習慣がそれです。「おはぎ」は、もともとは「亥の子餅」といって収穫後の田の神を供養し、感謝を捧げるためのものでした。元は五色の餅につくったのですが後に今の「おはぎ」のかたちに改められたのです。田の神を収穫の神として感謝すると同時に先祖の魂としても供養するというかたちの宗教儀礼は日本特有のものです。
雅良生
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