読む前と後では人生観が変わる1作品
ディズニープラスより、アニメ『火の鳥 エデンの宙』が配信されております。
手塚治虫先生の傑作のひとつであり、当館では全ストーリーを揃えております。
最近マンガを揃えている宿泊施設が増えていますが、
そのマンガコーナーに、火の鳥を置いている宿泊施設はなかなかないのでは?と自負しております。
その血を飲むことで不老不死になることができると言われる火の鳥。
しかしこの作品は、単に不老不死を求める人々のお話ではありません。
生と死をテーマに、人間の欲求や、おろかさ、希望、愛といった哲学的な内容が盛り込まれています。
難しそうなテーマでいても、けっして飽きることなく全巻読めてしまうところが手塚治虫先生の作品です。
1953年に連載が開始したそうですが、私が初めて読んだのはつい3〜4年前。
小学校の図書室に置いてあった記憶がありますが、手に取ることはありませんでした。そういう人は多いのではないでしょうか?
たまたま漫画配信サイトでお試し1巻を読める機会があり、
具体的にどうゆうストーリーだろうと思い読んでみました。
お試し1巻を読み終えたあと、すぐに残りの巻数を購入しました。
読み終えた後は、深い思考と感動が1〜2週間くらい長い余韻として残ります。
意外なのは、古代から遠い未来に至るまでのさまざまな時代で繰り広げられるストーリーの中に、日本史を勉強できたりします。
今回配信されているアニメ『火の鳥 エデンの宙』は、
作中の中でもSF色の強い“望郷編”。
メインキャラクターに宮沢りえさん、その恋人役に窪塚洋介さんが声を担当しており、私としては、旬のアイドルの方などを起用せず原作を再現するために考えられた配役に、制作陣の手塚治虫先生へのリスペクト感じます。
【今月の新刊】
・チェンソーマン 15巻
・九条の大罪 9巻
・怪獣8号 10巻
・きのう何食べた? 21巻