剣と魔法で戦う異世界物で、もっとも泣ける作品
現在、日本テレビ系にてアニメ『葬送のフリーレン』が放送されております。
原作は週刊少年サンデーにて連載中であり、2021年のマンガ大賞で、『チ。』『推しの子』『怪獣8号』『SPY×FAMILY』と、豊作ぞろいの中から大賞を受賞した作品ですので、面白いことは保証されてます。
この作品は、剣や魔法で魔物と戦い、勇者やエルフといった登場人物が出てくる、
いわゆる異世界ファンタジー物のジャンルです。
ですがあくまでジャンル分けした時のくくりであって、
最近のライトノベルから漫画やアニメになった他の異世界物作品とは一線を画す面白さです。
私自身の趣向では、異世界物や転生物は嫌いではないのですが、名作だと思うものが、「ベルセルク」と「無職転生」くらいでなかなか重厚な作品に出会えていなかったです。
そんななか、今年の9月下旬に放送された金曜ロードショーの2時間を見てとても感動し、即座に当館の漫画コーナーへ導入を決めました。
本編は、エルフは長寿であるという設定をうまく活かし、仲間たちの老いや死を経て、新たな仲間と出会い、冒険をしていくなかで、過去の日々を振り返り、価値観の変化や感情を育んでいくという叙情的なお話しです。
戦闘も、長寿ゆえに洗練された技術を駆使したりと、論理的で引き込まれます。
私の一番のおすすめは、ある程度読み進めた後に、1話を再度読み返すことです。
この最初の1話が上手くできすぎているため、何度も涙を流してしまいます。
アニメもものすごく作画に力が入っている作品です。
ぜひ、当館にご宿泊の際は読んでみてください。