幕末の偉人の中でも抜群に人気がある「坂本龍馬」は元治元年に師である勝海舟と共に長崎を訪れて以来、長崎に縁が深い人生でした。坂本龍馬に関係が深いにもかかわらず、あまり知られていない場所や観光用に作られた面白いスポットなど、龍馬の足跡をたどる旅に出かけてみませんか。
長崎の坂本龍馬と言えば、やっぱりのちの海援隊となる日本初の貿易商社「亀山社中」です!亀山社中の活動期間は2年ほどでしたが、海運業のほかに薩長同盟に参画するなど、幕末の維新史において重要な役割を果たしました。当時の建物に限りなく近い形に改修、復元した長崎市亀山社中記念館は長崎を一望できる高台にあります。
ここで必ずチェックしておきたいのが、床の間にある柱です。よく坂本龍馬が寄りかかっていたといわれる柱なので、記念に撮影しておきましょう。階段の上には隠し部屋を見ることができ、当時のひそひそ声が聞こえてきそうです。また観光で出入りする玄関は坂本龍馬たちが利用していた場所ではなく、当時の出入口は建物内の別の場所にあるので、実際に確かめてみてくださいね。