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クイーンズホテル千歳のお知らせ・ブログ
外国人のお話シリーズ【2】
更新 : 2023/6/3 6:05
皆様こんにちは。
外国人のお話シリーズ(私が日本語の指導をしていた時の)の第2回でございます。
今回はタイ人のスタッフのお話をさせて頂きます。
タイの人はもれなく明るく、笑いに貪欲で、感情表現も豊かです。
私が指導していたのは若い女性2人でしたが、どちらもギャグに敏感で、それも日本語の上達に役立っている気さえしました。
タイでも日本のアニメは大人気で、「クレヨンしんちゃん」も人気があり、タイの若い人はみんな知っています。
知っているだけでなく、初期のしんちゃんのあの「大人をイラッとさせる喋り」をよく私の前で真似をしていまして、
(『みればぁ〜』とかのアレです)私がイラッとするのを見て面白がっていました。
日本語習得においては、やはり「丁寧語の使い分け」と小さい「っ」の発音、そして「漢字」で苦労していました。
どれも外国人がほぼ全員苦労する点です。
日本語の小さい「っ」のことを「促音」といいますが、タイ語や中国語にはその概念がありません。
(厳密にいえば英語にも促音はありません)
なので、「あなたはここに行ってください」が「あなたはここにいてください」になってしまってました。
・・・それでどうしたかというと、私の呼び方を「かっちゃん」と呼ばせることにしました。
1日何度も「っ」を発音させることで少しずつ自然と覚えていきました。やはり外国語の発音は「回数」が大事ですね。
漢字の習得は、やはり中国人はあまり苦労しませんが、タイの人にとっては超「難所」です。
自分の国の文字が(日本人から見れば)一見象形文字のように見えるあの形ですからね(実はローマ字に近いのですが)。手書きの領収書などで今も苦労してると思います。
あの明るい笑顔で乗り越えていってほしいなと願っています。