俵屋宗達によって1620年代に描かれて以降最も有名な屏風絵の一つに数えられ、様々な絵師によって模作や模写が繰り返されてきた「風神雷神図」に、1981年生まれのアーティストで構成されるアーティストコレクティブ “81 BASTARDS”が挑む。

表装(屏風の制作)は、現代アートシーンでも活躍する表具師”井上雅博”によるカスタムメイド。また屏風を取り囲む壁面を正面と見立てたベッドボード、蹴上、ライティングなどはSUMAR WORKSが一点物の作品空間として作り上げる。

STUDIO (=東京の未来の都市生活)のコンセプトに基づき、空間全域にわたってアートを成立させるため細微な工夫と配慮がなされた、アーバンライフを送る人々の感性に届く現代の和室に仕上がっている。


81 BASTARDS
’81年生まれのアーティストを中心に結成されたアーティストコレクティブ。

東京のペインターコミュニティから発生し、各々が個性的なアーティストとして世界的に活躍しながらも同世代の価値観で共鳴し合うこの集団はTOKYO発次世代グラフィックイメージの旗手であり、様々なファッションブランドてのコラボレーション商品発売、企業タイアップの壁画制作やライブペイントショウなどの活動も精力的に行っている。

様々なカルチャーの渦中で新しいアートのあり方を実践的に模索していく彼らが考える「アートと暮らし」のあり方はそのまま、東京の未来とも言えるだろう。