宿番号:396143
京急EXイン京急川崎駅前のお知らせ・ブログ
さらば! パタパタ発車標!
更新 : 2022/2/7 16:12
皆様こんにちは。
いつも京急EXイン京急川崎駅前のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
やはり今年の冬は寒いようです。
東京では梅が今月1日に開花したそうなのですが、これは例年より10日も遅いと聞きました。
梅も、こんな寒さにはかなウメえ、といったところでしょうか。
話は変わりまして、2月。
もうすぐ年度も移り、出会いと別れの春がやってきます。
その季節には少し早いですが、ここ最近、京急川崎駅にてひとつ歴史に節目をつける出会いと別れがありました。
それは、京急線最後の「パタパタ発車標」の撤去、並びに「LED式発車標」の設置です。
発車標とは、上記写真のような、到着の控える電車を表示する看板のことで、現在多くの駅で見かけるものは、大抵LED式だとか電光表示板だったりします。
それが京急川崎駅では、京急線の駅で唯一、このレトロ漂うパタパタ式のものが現存していて、それは鉄道ファンの方だけでなく、私のように電車に対し特別の嗜好を持たない人達をもこんにちまで魅了し続けておりました。
ところで、この発車標を何故パタパタと呼ぶかといいますと、予定されていた電車が到着して、次着電車の表示がひとつ上にずれるとき、電光式のものだと何の面白みもなく散文的に入れ替わるその表示が、パタパタ発車標だと、やはり一番わかりやすいのは昔やっていた音楽番組「ザ・ベストテン」でしょうか、あの番組で週の人気曲のランキングが発表されるときのパタパタパタ…と板が回転して、それぞれ表示が揃ったところでばちッと固まるという、正にあの形で、次に控える電車の行先・時刻などが表示されたからなのです。
普段当たり前に慣れ親しんでいた謂わば生活の一部が、こうして無くなっていくというのは、何とも言えず悲しいものです。
私がこの間京急川崎駅を利用したとき、パタパタ発車標の周りには、スーツ姿の方から家族連れの方、学生の方など、沢山の方々がその周りを囲んで別れを惜しむように記念撮影をしておりました。
それほど地元の方々に愛されていたパタパタ発車標。
きっと彼は撤去された後も川崎市民の心に残り続け、そして永遠のベストテン入りを果たすことでしょう(?)
どうも長年お疲れ様でした。
新時代をLED式に託し、ゆっくりとお休みください。