イタドリ
更新 : 2011/4/17 10:10
平成23年4月16日(土) 旧暦三月十四日 辛丑 仏滅
たらの芽、ワラビ、ゼンマイ、フキ、たけのこ・・・
“山菜”が美味しい季節ですね。
山地が多い熊野地方は、この時期たくさん山菜が採れます。
近辺をドライブしていると、顔がすっぽり隠れる大きな帽子をかぶった人を
見かけることがありますが、間違いなくワラビやゼンマイ採りをしています。
1週間くらい前にドライバーさんから聞いた情報で、
熊野倶楽部の敷地内にも山菜があることがわかったのです。
イタドリ(虎杖)です。
「ほんまにあるんかいね」と新月の庵(はなれ)の方に歩いていくと、
本当にありました。道路を隔てて、右にも左にも。
通常、“イタドリ”と呼ばれることが多いのですが、
和歌山県から三重県にかけての熊野地方では、
親しみこめて“ゴンパチ(権八)”と言います。
山菜特有の灰汁が含まれるので、あく抜きをする必要があります。
ピーラーを使うことができず、特に皮むきに手間がかかり大変です。
そんなこんなで確かに面倒ではあるのですが、
シャキシャキっと歯ごたえがあるゴンパチ。
熊野の家庭では、ごく普通に食卓に並ぶ山菜です。
子どもの頃は、自分から進んで食べることがなかったんですけどね〜。
近頃の私は、嬉しく美味しくいただくようになりました。
By まつよ