津市の風景〜津興橋〜
更新 : 2019/9/16 20:53
夏の残暑がまだまだ続き、熱中症対策が欠かせませんね。
でも日中の運動が原則禁止になるほどの暑さが猛威をふるうかたわら、深夜早朝には秋を感じさせる涼風が肌をなでる今日この頃でもあります。
時節は長月、9月です。
さて、今回は津市にも数ある橋の中でも一風変わった橋のご紹介です。
その名も「津興橋」です。
「つおき」橋と読みます。
全長130メートル足らず、幅は9メートル位と大きな橋ではありません。
しかし、なんといっても特徴的なのはそのルックスと全容です!
ご覧になってください、車道の端と真ん中から鉄骨がにょっこり突き出していますね。
車両はこの鉄骨と鉄骨の間を走るのです。
自転車と歩行者は外側の鉄骨と橋の端にあたるフェンスの間を通行します。
実際車で走ってみると、なんとも言えぬ圧迫感と存在感!
車をこするような幅ではないんですけどね。
運転席や助手席から見ると、鉄のカタマリとカタマリの間を通り抜ける違和感がなんとも印象的なんです。
この無骨な雰囲気と愛らしさに、津市民のファンも多い「津興橋」。
筆者が大好きな津市の風景のひとつです。
いかがですか、この赤茶けた鉄骨にマテリアルなリベット。
雄雄しい橋ですね。
聞くところによると、もともとは電車が走る鉄道橋として建設されたそうです。
実際に電車が走っていた時期もありましたが、廃線となってしまいました。
そしてそのまま「鉄道道路」として活用されたとのことです。
長年、津市民に愛されてきた津興橋も老朽化に伴い架け替えが決定されました。
現在新しい橋の工事が進められています。
2023年度中に工事完了予定です。
少し寂しくもありますが・・・。
今度はどんな橋が出来上がるのでしょうか。
今から楽しみです♪