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ほほえみの宿 滝の湯のお知らせ・ブログ
広重美術館 〜12月展〜
更新 : 2010/12/2 20:28
12月展「諸国名所案内記」
期間 12月3日(金)〜12月27日(月)
雄大な大地、澄みわたる空、生命力の源となる森など様々な美しい姿をもつ日本の自然。江戸の浮世絵師・歌川広重は、こうした四季折々に移り変わる日本の風土を名所絵や街道絵として数多く描きました。
泰平の世が長く続き、庶民の経済力も安定してきた江戸時代中期あたりから、それまで参勤交代の大名や商人が主だった街道の旅が徐々に庶民にも広まり、参詣や湯治を名目にして旅に出ることができるようになりました。それに合わせ、出版の世界でも旅日記や名所案内類が刊行され、広重の街道絵や名所風景画も人気を得ていったのです。
この度の『諸国名所案内記』では、広重が描いた風光明媚な諸国の景勝地を初代広重が晩年に手がけたシリーズ「六十余州名所図会」や「冨士三十六景」を中心にご紹介いたします。広重ブルーとも称される鮮やかで深い藍色が空や海、川、湖などに印象的に使われた作品の数々、いにしえのゆったりとした時間が流れる日本の景勝地をごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。