十一面観音像に会いに、聖林寺を訪れてみませんか?
更新 : 2012/9/20 11:24
聖林寺は奈良時代の創建と伝わる古刹。
ご本尊の子安延命地蔵菩薩坐像は安産・子授けの霊験で広く知られています。
毎年11/1〜30はマンダラ展があり、寺宝の浄土曼荼羅などが公開されます。
また、毎年1/1〜3は秘仏・宝蔵天・弁財天の開扉もあります。
国宝で有名な十一面観世音菩薩立像(天平時代)は、江戸時代末期に大御輪寺(大神神社の神宮寺)より移され、明治時代に開扉されて以来、その美しいお姿は多くの人々を魅了してきた傑作です。
和辻哲郎は著書「古寺巡礼」のなかで、聖林寺の十一面観音像を“神々しい威厳と、人間のものならぬ美しさとが現わされている”と絶賛しています。
本堂から階段を登った所にあるお堂に静かに佇む観音さま。じっくりと対面し、心ゆくまでお参りしたいですね。
聖林寺は高台にあるため、門前や本堂から三輪山、箸墓古墳などが一望でき、爽快な眺めを楽しむことができます。
また、近くには崇俊天皇陵や日本三文殊のひとつ安倍文殊院、紅葉の名所の談山神社など見どころも多くあります。
秋の奈良旅は、麗しい観音さまに会いに出かけてみませんか?
聖林寺へは、JR奈良駅から桜井(万葉まほろば)線で桜井まで行き、多武峰 談山神社行きバスで「聖林寺」下車すぐです。
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