吉野山・鬼火の祭典に行ってきました!
更新 : 2013/2/6 9:36
修験道の聖地、吉野山の節分に参加してきました!
世界遺産の金峯山寺では、毎年2月3日に「節分会」という法要が行われます。
10時から蔵王堂内で「日数心経」が厳修され、山伏装束をまとったお坊さま達の読経が堂内に響きます。
続いて11時からは「星供秘法」が行われ、厄年の人たちは管長さまからお加持をうけることができます。
厳かな雰囲気のなか法要は続きますが、鬼たちが乱入してきて、やりたい放題です!
行者さんたちの頭を触ったり、参拝客の頭を金棒で小突いたり、法要中の内陣で邪魔したり!
全国から追われてきた鬼達を仏道へと導く「調伏式」では、全国から追われてきた鬼達が暴れ回る「鬼踊り」が行われ、凄い迫力です!
そして、お坊さまや行者さんたち、参拝客にも豆が配られて、「福は内、鬼も内」と唱えながら、一斉に鬼退治。
とうとう降参した鬼たちは心を入れ替えて、修験道の開祖・役行者に仕えることとなりました。
異質なものや邪悪なものを追い出すのでなく迎え入れるという、修験道の心をこの行事のなかに見ることができます。
そして、大盛況の豆まきは13時から。何と8,000袋もの豆が用意されていたそうですが、激しい争奪戦が繰り広げられました。
豆の袋には当たりくじが入っている物もあって、一等はおそうじロボだったそうです。
吉野山の節分は、毎年「鬼火の祭典キャンペーン」というものがあり、「鬼踊り」や「桜燈火」など、夜のイベントも目白押し。
来年は前日から出かけてみてはいかがですか?
※蔵王堂内は撮影禁止です。掲載の画像は、特別に撮影許可を頂いています。
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