梅の名所のご紹介♪
更新 : 2013/2/14 16:32
〜春されば まづ咲く宿の梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ〜
山上憶良 万葉集巻五 818番
〜梅の花 今盛りなり百鳥の 声の恋(こほ)しき春来たるらし〜
令史田氏肥人 万葉集巻五 834番
万葉集に118首も詠まれている梅の花。花と言えば梅というほど愛されていたそうです。
早春、他の花に先駆けて咲き、春の訪れを告げる梅の花。
今回は、奈良県内にある観梅の名所をご紹介します。
【片岡梅林】
奈良公園内にある梅林。円窓亭を中心に約260本の梅が咲き、古くから愛されています。
例年見頃:2月下旬〜3月中旬
アクセス:JR奈良駅から市内循環バス利用、「春日大社表参道」下車すぐ
【月ヶ瀬梅林】
五月川に咲き誇る約1万本もの梅と渓谷美を楽しめる名所。
1922年(大正11年)、金沢の兼六園・奈良公園とともにわが国最初の名勝に指定されました。
2/17〜3/31は「梅まつり」が開催され、多くの見物客で賑わいます。
「梅の郷月ヶ瀬温泉」という日帰り温泉施設もあるので、観梅&温泉を楽しむこともできます
例年見頃:2月下旬〜3月下旬
アクセス:JR奈良駅から臨時観梅バス運行(3/2〜24の土日祝日と3/11〜22の平日のみ)
【賀名生(あのう)梅林】
山肌一面に咲く純白や薄紅色の約2万本もの梅の花は、まるで雲海のようと称えられます。
また、梅林入口付近には南朝の行在所だったといわれる賀名生皇居跡(堀家住宅/重文)があり、
冠木門には幕末の志士・天誅組の吉村寅太郎の筆による「皇居」の扁額が掲げられています。
例年見頃:2月下旬〜3月下旬
アクセス:近鉄大和八木駅から新宮駅方面行バス利用、「賀名生和田北口」下車すぐ
【広橋梅林】
広橋峠の斜面に約5,000本もが色とりどりに咲き誇り、壮観な眺め。
展望デッキからは眼下に広がる梅林を一望でき、金剛山・葛城山・二上山が見渡せる絶景です。
例年見頃:2月下旬〜3月下旬
アクセス:近鉄下市口駅から洞川温泉方面行バス利用、「大杉」下車、徒歩約10分
【第10回 大和郡山盆梅展】
「盆梅」約100鉢を日本でも珍しい「お城(郡山城)の櫓(やぐら)」という厳かな雰囲気の中で堪能していただけます。
開催日時:2013年2月2日(土)〜3月10日(日)
開催時間:9:30〜16:30 (土・日・祝日は17時まで)
アクセス:近鉄郡山駅から徒歩約10分(郡山城跡 追手門・追手向櫓・多聞櫓)
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