春日大社の藤がキレイです♪
更新 : 2013/5/3 12:39
〜藤波の 花は盛りに なりにけり 平城の京を 思ほすや君〜
万葉集巻三 330番 大伴四綱
(藤の花が盛りになりましたね、奈良の都を思い出すでしょ、あなた)
万葉の時代から初夏にかけての優雅な花として愛されてきた藤の花。
藤原氏の氏神様である春日大社では、「下がり藤」の社紋に見られるように、藤の花は特別な花として大切にされてきました。
萬葉植物園には「藤の園」が設けられ、例年4月下旬から5月上旬ごろにかけて、20品種、約200本もの藤が私たちの目を楽しませてくれます。
また、ご本殿の回廊内にある「砂ずりの藤」は花房が長く延びて砂にすれるという事からこのように呼ばれます。
ノダフジの変種と言われており、鎌倉後期の社寺縁起絵巻の代表作「春日権現記」にも記されている名木で、樹齢700年以上と伝わっています。
2013年5月2日に春日大社に出かけたところ、砂ずりの藤を始め、境内のいたるところで野生の藤も見頃を迎えていました。
ゴールデンウィークは、ぜひ春日大社に藤のお花見にお出かけください。
ゴールデンウィーク期間は、奈良公園周辺の道路や駐車場が大変混雑致します。春日大社へは、「奈良公園ぐるっとバス」や路線バスなど公共交通機関をご利用ください。
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