日本の世界遺産

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石見銀山は自然調和型の産業遺跡

レトロな店や史跡を辿り
そぞろ歩きしたい大森町

16世紀に銀の生産地として世界に知られた石見銀山。その中心として栄えた島根県大田市の大森町は、今なお当時の面影を色濃く残している。現在は「石見銀山資料館」がある江戸時代の代官所跡地や、内部見学もできる旧商家、500体もの羅漢像をまつる「羅漢寺」などはぜひ訪れたいスポット。町に並ぶ銀行や郵便局、ポストや自動販売機はレトロなデザインで統一されており、古きよき景観の中を歩くだけで楽しい。古民家を利用したカフェやギャラリーも多いので、お店をのぞいたり写真を撮ったりしつつゆっくり過ごしたいもの。

レトロな店や史跡を辿りそぞろ歩きしたい大森町

木漏れ日を浴びて歩む
石見銀山遺跡の遊歩道

このエリアを訪れるなら、実際に銀の採掘が行われていた「仙の山」のハイキングにでかけてはいかが?大森町のはずれ、銀山公園の辺りから山を抜けるまでには湯里川に沿って遊歩道が走っている。その片道はおよそ45分。道すがらに点在する寺や製錬所の跡地を眺めて、銀の採掘や運搬で賑わった昔の様子に思いを馳せつつ歩みを進めよう。山中にはいくつもの間歩(まぶ)と呼ばれる坑道跡がある。公開されている「龍源寺間歩」の内部にはノミで掘った生々しい跡が残り、中を歩けば活気ある当時の雰囲気が間近に感じられる。

木漏れ日を浴びて歩む石見銀山遺跡の遊歩道

浪漫建築や名湯、景勝も
楽しめる温泉津の港町へ

銀山観光の後は大森町からタクシーで約1時間の港町、温泉津(ゆのつ)町へ。銀などの輸出入の窓口として栄え、湯治場としても名を馳せたこの街には、大正時代や昭和初期の建築が並びノスタルジックな雰囲気。町内には日本温泉協会から最高評価を受けた温泉が湧く「薬師湯」と開湯1300年余の「元湯」という立ち寄り湯もあり、名湯の入り比べが楽しめる。海岸線沿いには奇石景勝や夕日の絶景スポットも点在するので訪れてみよう。また窯元としての歴史も長く、陶芸体験ができる「やきものの里」では春と秋にやきもの祭を催す。

浪漫建築や名湯、景勝も楽しめる温泉津の港町へ
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