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モロさんの東京都の旅行記

八丈 島巡り

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当初4月下旬に予定していたが、COViD-19の感染拡大を受けた入島制限により延期していたものである。東京から飛行機で45分の身近な場所であるものの、小笠原諸島の玄関口的な島で、亜熱帯の島の気分を味わえると共に、三原山、八丈富士の手頃な高さの山や海岸線に点在する展望所等の景観ポイントも多数あって、小さい島ながら色々と楽しめる計画を作ることができた。旅行当日の天気は2日目の午前中が雨模様となったが、それ以外は湿度が高く、直射日光が非常に強い真夏の陽気であった。COViD-19の影響で温泉施設などが閉鎖され、観光客の減少に伴ってそれ以前に施設が休業になったり、加えて大雨による土砂崩れで唐滝に向かう林道などが不通であったりと、楽しみにしていた一部の観光箇所を訪れることができなかったものの、ほぼ予定通りの行程を消化することができた。航空機の便数が減ったためか、往復の機内は満席状態であったにも拘らず、観光スポットで他の観光客を見掛けることがなかったのが不思議であった。島内は八丈三原山東側の道路が狭く、急勾配・急カーブであるのを除くと良好に整備され、特に八丈富士周囲の道路はドライブに最適である。3日間の走行距離は100km程度と、観光スポット間の距離・時間が短く、のんびりと観光ができる非常に良質・良好な観光地であると思う。

神社ツウ モロさん 男性 / 60代

1日目2020年9月11日(金)
08:00-09:00

八丈島空港

羽田から45分の距離にあり、非常に便利である。離着陸時に機内から八丈富士や八丈三原山の全景が見えて非常に美しかった。

09:00-10:00

南原千畳岩

八丈町

「南原千畳岩」を   >

八丈島空港から耕作地の中の細い道路を進むと、突然目の前が開けた。八丈富士から噴出した溶岩流が固まった荒々しい真っ黒な岩肌が広がり、背景の光輝く青色の海面と美しいコントラストを創っている。陸地側には八丈富士がそびえて非常に美しい。

09:00-10:00

都立八丈植物公園

八丈町

「都立八丈植物公園」を   >

八丈島近海の海洋生物が展示された小規模なビジターセンターと、これまた小規模な温室が主な建物である。公園内の苔生した幾筋の小径や緑地が非常に美しく、夏の日差しを避けて木漏れ日の中をのんびりと散策できた。公園内で唯一動態展示されている「キョン」が非常に可愛かった。地元民と思われる家族以外、観光客の姿は見ることがなく、非常に勿体ない施設である。

10:00-11:00

八丈島歴史民俗資料館

八丈町

「八丈島歴史民俗資料館」を   >

本来の歴史民俗資料館は建物自体が文化財に登録されたものであるが、老朽化したために展示物を町役場内に移動して一部を展示している。来館票の記帳など感染拡大防止対策を徹底して行っている。資料館の係員の方に展示内容を説明して頂くことができた。三原山・八丈富士による八丈島の形成と南北での地質構造の違いから始まり、古代からの島間交易や近代の流人による文化など、展示物が十分でない中で1時間ほどの奥の深い、丁寧な説明をして頂き、非常に勉強になった。島の飢饉の際には家内の出身地 石巻の難破船の荷物に救われた、自宅に近い堀之内妙法寺が島の歴史に所縁があり、「不受不施」の教えを持つ日蓮宗の分派の墓が残る島である、といった話は非常に興味深いものであった。本来の資料館は外観を保存して耐震補強を行ったうえで数年後に再開するそうである。

11:00-12:00

藍ヶ江水産 地魚干物食堂

八丈島観光協会に立ち寄った際に紹介された食堂で、観光協会の直ぐ近くにあるが、幹線道路から50mほど入った位置にあり、大きな看板が出ているわけでもないので少々分かり難い。食堂は水産加工場の建物の一角を利用したもので、島の感じを良く醸し出した装飾である。漬け丼とクサヤの定食を注文した。漬け丼の味付けは比較的あっさりとして食べ易く美味しい。クサヤは生に近いものを焼いたもので、大昔に食べた完全な干物の“例の”臭みは全く感じず、少々期待外れ感があったものの、非常に美味しかった。10種類ほどの定食はどれも手頃な値段で、お勧めの昼食処であると思う。

12:00-13:00

大里の玉石垣

八丈町

「大里の玉石垣」を   >

ふるさと村は焼失して現在再建中の基礎ができたばかりの状態で、今年度中の再開との表示が出ていた。ふるさと村・陣屋跡付近に見られる玉石垣は、本土で見られる川石の玉石垣とは異なり、海浜から採取された比較的大きな玉石を用いている。亜熱帯の植物と一部が苔生した玉石垣が非常に美しい景観を創っている。

12:00-13:00

大坂トンネル展望台

八丈町

「大坂トンネル展望台」を   >

遠目にも美しい八丈島西側の三原山の断崖に沿って造られた八丈一周道路の大阪トンネル直前の橋梁脇にあり、急カーブ・急勾配に気を取られていると見落としてしまいそうな展望所である。橋梁の構造物が少々邪魔をしているが、八丈富士と八丈小島が並んだ景色が非常に美しかった。展望所と橋梁の隙間からは数百メートル下までの断崖を見下ろすことができる。

12:00-13:00

裏見ケ滝

八丈町

「裏見ケ滝」を   >

裏見ヶ滝温泉入口の駐車場から亜熱帯のヘゴなどの植物が密生する三原川の谷間の幅1m程の狭い遊歩道を10分程上ると谷が行き止まりとなり、上部から流れ落ちる裏見ヶ滝がある。遊歩道は壁面を彫り込むように作られており、滝の裏側を通ることができる。当日は水量が少なく、迫力には欠けるものの、飛沫を浴びることもなく、前面・裏面からの滝を楽しむことができた。谷間は非常に涼しく、密生する樹木で薄暗い神秘的な場所である。遊歩道の途中にある為朝神社石宮に参拝した。石造りの小さな社とそれを囲む玉石垣が調和し、非常に趣がある。社までの玉石で造られた高さ15m程の急な石段は昇り降りに苦労する。この島ならではの神社で面白い。

13:00-14:00

名古の展望台

八丈町

「名古の展望台」を   >

駐車場に近い断崖上の展望所や、更に50m程先には木製の展望台がある。丁度雨雲が島西部を通り過ぎるところであったが、海上から移動する雨域が手に取るように見え、島南端の岬方向の荒波が打ち付ける絶壁の景観が素晴らしかった。

14:00-15:00

八丈島ポットホール

当初の行程では、3日目に硫黄沼・唐滝と一緒に観光する予定であったが、林道の閉鎖区間があるために行程を変更した。八丈一周道路から林道に入りヘアピンカーブを15分ほど走った場所にある。渓流が岩盤を侵食した大きな甌穴が、10m程の間隔で数百メートル連なり、周囲の亜熱帯の森林や苔生した岩肌と相まって、非常に美しい渓谷の景観を創っている。黒褐色の岩肌が周囲の緑を際立たせている。岩肌の一部を覆う黒色の部分は、藻かバクテリアが繁殖しているようで、非常に滑り易いので注意を要する。是非訪れるべき観光スポットである。

15:00-16:00

登龍峠展望

八丈町

「登龍峠展望」を   >

八丈一周道路の直ぐ脇に展望所があり、駐車場やトイレが奇麗に整備されている。直ぐ下に底土湾や、八丈富士、八丈富士越しに八丈小島などの美しい景色が眺望できた。

16:00-

リードパークリゾート八丈島

「リードパークリゾート八丈島」を   >

2泊3日で海側ツインルームを利用させて頂いた。現時点で島内最大級の宿泊施設のようで、海を見渡せる大浴場があることが気に入って選択した施設である。部屋は十分な広さがあり、アメニティーも不足ない。窓からは太平洋が一望でき、遠くに御蔵島の島影を観ることもできた。北東方向に一直線に連なった雲に夕陽が当たる景色は、正に島ならではの絶景であった。夏場の夕食はバーベキューが通常のようだが、COViD-19の感染防止のために懐石風料理のセットに変更されていて、2日間異なった地産の食材を使用した料理を楽しむことができた。バイキングで出された2種類のカレーが非常に美味しかった。地酒の4合瓶の焼酎を、2日間掛けて美味しく堪能させて頂いた。リゾート風のプールも併設されていて水着の準備もしてきてはいたが、島内観光を優先し、利用することができなかったことが残念である。

2日目2020年9月12日(土)
11:00-15:00

八丈富士

八丈町

「八丈富士」を   >

前夜からの雨で登頂を断念しかけていたが、10時頃から天気が回復してきたために慌てて出掛けることにした。登山口に他の登山者の気配はなく、カウンターに2名分を足して登山を開始、雲間から陽光に照らされた八丈空港や島中心部の景色が見えた。岩石を並べた構造の石段は歩幅が合わず、非常に上り難い。30分弱上ると中間地点に達するが、「石段中間点640段 火口まであと半分 ガンバレ」の看板は、疲れを増幅させるような気がした。この付近からは完全に雲の中で、周囲の景色は全く見えなかった。中間点から30分弱で山頂に到達した。「鉢巻」の表示に従って進む。遊歩道は、火山の地肌が露出したり、草が生えた個所が一部にあったりするものの、殆どは腰丈のツゲの木が密生した中の30cm程の小径で、硬いツゲの枝や露出した岩が邪魔して非常に歩き難い。植物で足元が見え難いのでストックで掻き分け、支障物や泥濘がないかを確認しながら進まなければならない。お鉢の峰を上ったり下ったり、途中には亀裂や洞窟、直ぐ脇が火口を見下ろす絶壁の箇所もあり、見所満載である。晴天であれば素晴らしい景色であろうことは、うっすらと見える火口内の樹海を見ただけで想像できる。鉢廻りと浅間神社参拝で山頂での滞在時間は約2時間半程、駐車場までの下山が20分程で、正味4時間弱の上々の登山・トレッキングであった。トレッキング専用靴、リュック、ストックは必須である。

14:00-15:00

八丈富士 浅間神社

2時間程で鉢廻りした後、八丈富士 浅間神社に参拝した。鉢廻り起点から30m程下り、中木で覆われ、苔生した湿気の高い樹海の中を100m程進むと、緑で覆われた浅間神社が現れる。石塀の狭い通路の直ぐ先に鳥居があり、その奥に苔に覆われた数基の非常に小さな石造りの社が置かれている。非常に厳かで、神秘的な場所であった。神社の背面は小火口の絶壁になっていて、樹木越しに美しい樹海を観ることができた。

14:00-15:00

八丈富士牧野・ふれあい牧場

八丈町

「八丈富士牧野・ふれあい牧場」を   >

八丈富士登山後に立ち寄ってみた。緩斜面に造られた広大な牧草地には沢山の牛の草を食む姿が見られ、牧草地の真正面に三原山、振り返ると登ったばかりの八丈富士の雄大な姿が見えて非常に美しい。牧草地中央の展望所からは、八丈島中央部も一望でき、写真撮影には最適な場所である。声を掛けると寄ってくる牛たちが可愛かった。

16:00-

リードパークリゾート八丈島

「リードパークリゾート八丈島」を   >

ゆーゆー牧場の牛は、大きな愛らしい目をしていた。搾乳体験もできるが、夕方の散歩がてらにでも是非立ち寄ると良い施設である。

3日目2020年9月13日(日)
09:00-10:00

永郷展望台

海岸に近い高さから眼前に八丈小島を眺望することができる展望台である。低い高さから観る八丈小島も非常に美しい。駐車場やトイレも整備されていて、駐車場脇にはアロエ園もあるが手入れが十分に行われておらず、見るべきものはなかった。展望台から直ぐ脇に見える大越鼻灯台に至っては近付くことも容易ではなく、せっかくの美しい景観をもつ観光スポットであるにも拘らず非常に残念である。

10:00-11:00

八丈小島展望台

遊び平牧野監視舎の東側に位置し、八丈一周道路と鉢巻道路を結ぶ林道の途中にある展望所である。遊び平牧野監視舎より200m程低い場所で、八丈小島の標高とほぼ同じ高さから眼前に八丈小島を眺望することができる。是非訪れることをお勧めする観光スポット。

10:00-11:00

遊び平牧野看視舎

ふれあい牧場から鉢巻道路を時計方向に3km程走った八丈富士西側斜面の牧場の中に建つ穴場的な展望台である。牧場越しの雄大な八丈富士の姿や、直下に観える八丈小島の姿が非常に美しい。展望台から観る三角形の八丈小島は、夕方にはモノクロのように、朝訪れると青い大海に映えて色鮮やかな緑に見え、どちらも美しい景観であった。

11:00-12:00

底土海水浴場

八丈町

「底土海水浴場」を   >

海水浴の予定はなく、時間の余裕ができたので立ち寄ってみた。底土港の直ぐ脇にあって護岸に囲まれ、人工の海水浴場のようだ。比較的疎らな海水浴客のほとんどは、地元民のようであった。隣接する船客待合所の建物屋上から見ると、海水浴場の海面の中心部は浅い岩棚になっているようで、サンゴ礁のように非常に明るい青色をして、非常に美しかった。

1日目の旅ルート

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