宿番号:311758
粟津温泉 法師のお知らせ・ブログ
『粟津八景』 再
更新 : 2012/4/9 14:55
当館のロビーに展示されている『粟津八景』は、安政三年(1856年)に
越前福井木田住の小川次郎ヱ門氏の手によって描かれました。
この頃江戸の泰平は終わりを告げようとしていましたが、『粟津八景』を
見るとこのあたりは人の行き来も多く、安穏としている様子が伺えます。
写真は、大浴場前にある拡大された陶壁です。
右下を見ると、当時の法師と黄門杉が描かれています。
そして「粟津温泉は、養老二年、越智の泰澄大使の草創する所なり。
弟子雅亮法師をして随はしめ、浴地と為す。監みるに即ち法師の氏祖なり。
千歳の遺跡と雖も・・・・・」の文が。
『粟津八景』が描かれてから今年で156年、養老二年の開湯からは実に1294年、
いまもなお絶えることなく粟津のお湯は湧き続けています。
それがし