当館の屋根の上の鐘軌さま!
更新 : 2012/4/14 23:07
ネットで検索しましたら
昔、京都の三条に薬屋が新しく店を構えて大きくて立派な鬼瓦を葺きました。
するとお向かいの奥さんが原因不明の病に倒れてしまいます。
病を治そうと原因を探ると、薬屋の立派な鬼瓦により跳ね返った悪いものが向いの家に入ってしまうからだということがわかりました。
そこで鬼より強い鍾馗(しょうき)さんを伏見の瓦屋に作らせ、魔除け・厄除けに据えたところ病が完治したというのです。
それ以降、京都では鬼瓦の対面に鍾馗さんを据えるようになったようです。
そんな謂れの鍾馗(しょうき)さんですが、どうして京都中心に広がったのかというと、向かいの家が鍾馗さんを上げると、 文句は言わず黙って同じように自分の家にも鍾馗さんを上げるという京都人の性格にもあったようです。 ちなみに当館内や屋根にある鬼瓦は藤岡の鬼瓦師の手作りです!