宿番号:360828
専用駐車場?
更新 : 2010/1/31 15:55
ようやく高月駅前の雪もなくなりつつあります。
こんなに長い間雪が残ったままというのは近年では珍しいので、寒い日が多かったということでしょうか。でも、日陰と雪どけで積みあがった所以外はほぼなくなりました。もうすぐ節分。春の訪れも近いのでしょうか。
さてさて、ここ最近、特に週末ともなると双眼鏡やフィールドスコープを抱えた方で賑わう当館周辺ですが、そのわけは…。
画像は臨時駐車場のご案内。
な〜んにもない田んぼ端にいきなり駐車場があります。「なぜ?」と思われる方も多いのですが、理由は臨時の上にある文字にご注目。そう、オオワシの棲みかに近いのです。と言っても、肉眼で見るにはちょっと遠いのですが、双眼鏡を使えば目と鼻の先!ちょうど画像の正面に映っている山がそのお家があるところ。インターネットの百科事典「ウィキペディア」にも琵琶湖北部には定期的に飛来するものがいると案内されるほど有名になりました。もうオバアチャンのオオワシなので、野鳥センターの植田さんによると毎年来てくれるか心配とのこと。
ところでオオワシ、絶滅危惧種に指定されています。
自然界の頂点に君臨するこのオオワシですが、バランスが崩れると最も影響を受ける立場ともいえます。元々個体数が少ないので、餌をとったり休息したりを考えると一羽のオオワシにとても広い縄張りが必要になります。この冬はハヤブサやクマタカなども頻繁にこの地域に出没していたので、のんびりと出来ない日もあったようです。それでも、羽を広げると2m以上にもなる彼女はカメラマンを虜にしています。ここで実物をお見せできればいいのですが、やっぱり現地に足を運んでいただいてが一番。暖かくなると北のカムチャッカに帰ってしまいますので、観察はお早めに。
ちなみに、いつも色々と鳥のお話を伺うセンターの植田さんが「朝早くから琵琶湖岸で観察していますので、良かったらどうですか?」と誘ってくださっています。ご一緒したい方は予約の際にでもお問い合わせ下さい。電話してみます。フィールドスコープは貸し出し用のものがありますので、気軽にお問い合わせ下さい。
それにしても、本当に自然って面白いですね。
コハクチョウ・オオヒシクイ・マガン・マガモ・キンクロハジロ・バン・オオバン…とにかく冬の奥びわ湖は賑やかです。
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