友達同士などグループでの旅行で役立つ「旅のしおり」。せっかくだったらひと手間加えて思い出に残るしおりに仕上げませんか?
文具ソムリエールの菅未里さんが、旅のしおりを簡単にアレンジできる『無印良品』のお手軽アイテムを紹介。ワードやパワーポイントで作ったしおりを、アイテムを使ってかっこよく変身させてみました。
記事配信:じゃらんニュース

友達同士でのグループ旅行で役立つ「旅のしおり」。旅の行程や観光地情報、緊急連絡先などをワードやパワーポイントで書き出せば、誰でも簡単に作ることができます。
ところが、いざ印刷してみると、なんだかしょぼい。
せっかくの旅行、どうせだったら「旅のしおり」もおしゃれにアレンジできないものか……。
そこで、お話を伺ったのは文具ソムリエールの菅 未里さん。

『無印良品の文房具。』の一部執筆を担当した菅さんに、旅のしおりをもっとオシャレにアレンジする『無印良品』の手ごろな価格のアイテムを紹介してもらい、「旅のしおり」をアレンジしてみました。
ペラペラのしおりが一気に本格的に! 『三つ折りが簡単に作れるスリムチケットホルダー』

最初に菅さんが紹介してくれたのは、A4を三つ折りにしたサイズの「スリムチケットホルダー」。
「航空券や美術館・観劇などのチケットを入れておくのに最適な三つ折りサイズですが、このホルダーのすごいところは、A4のサイズが入るポケットが付いていることなんです」(菅さん、以下同)

「よくツアー旅行だとeチケットの控えを持ってくるようにと言われたりしますが、ここにしまっておけば簡単に見せられて、しかもクリア素材なので、しまったままQRコードの読み込みなどができるんです。印刷した地図を入れておくのも、見やすくておすすめですよ」
三つ折りサイズが収納できるということで、早速、表紙の部分に筆者作のしおりを挟んでみると…

続くページに旅行で使うチケット、さらにA4ポケットに地図を綴じれば…

一気に「旅のしおり」っぽく変身しました。地図は折りたたみ自由で見やすく、チケットは取り出しやすい! しかも三つ折りサイズなので、旅行で持って行くような小さめのバックにも収まります。
1冊税込190円と手ごろな値段なので、これを「しおり」として友達に配れば、便利で喜ばれそうです。
お土産や持ち物リストに最適な『インデックスにもなるチェックリスト付箋』

次に菅さんが紹介してくれたのは、チェックリストにインデックスが付いた細長い付箋紙。
「このチェックリストのすごいところは、“インデックス”が付いているところ。旅行に行くと楽しくなって、お土産の買い忘れなどが多くなりがちですが、このインデックス部分にたとえば『会社用』と買いて手帳などに貼っておけば、買い忘れを防げます」

「ほかにも持ち物リストや、Todoリストとしても使えますよ」ということで、早速この付箋を使って、旅のしおりに「持ち物リスト」と「おみやげリスト」を追加。

荷物が多い旅行だと、旅のしおりには収まりきらない「持ち物リスト」も、いくらでも追加で来てしまいます。さらに付箋紙だと、荷物の準備ができたらすぐに剥がせるので便利!

そして、インデックス付きなので、しおりを閉じていても何が書いてあるのかが分かりやすい。菅さんの言う通り、これならしおりを見るたびに持ち物や買うべきお土産を思い出せ、忘れ物の心配もぐっと減りそうです。
ガイドブックを自分流にアレンジ『植林木ペーパーインデックス付箋紙』

続いて登場したのは、これまた「付箋紙」。
菅さん「これは、旅行中、ガイドブックを見る時に便利なアイテム。普通の付箋だと、何でこの箇所に付箋を付けたのか忘れがちですが、これに、『2日目に行くレストラン』などと買いて貼っておけば、目的がすぐ分かります」

「ちなみに、このインデックス付箋はガイドブックに貼っても、写真と重ならないので見やすくて便利。紙素材なので、えんぴつや水性ペンでも書けます。
ひとまとめに『旅のしおり』の最初のページなどに貼っておけば、旅先で思いついた時にもすぐに使えますよ」

たしかに小分けひとまとめにしておくと、旅先で手に入れた観光ガイドなどにも気軽にペタッと貼るのに便利。友人同士だったら、それぞれの行きたい場所に名前を書いて貼っておいて、道中話し合って予定を決める…というのも楽しそうです。
思い出も一緒にクリアフォルダーに。『マスキングテープ』がかわいくて便利♪

「旅のしおり」のアレンジグッズとして、最後に菅さんが教えてくれたのは、和テイストな柄と色合いの「マスキングテープ」。
「マスキングテープは、旅先で見かけたショップカードやホテルのアメニティのラベル、レシートなどを仮止めしておくのに便利です。のり付けしてしまうと剥がせないけど、これならすぐに剥がせるので、小分けにして『旅のしおり』に貼っておけば、旅行中の記録や帰ってから思い出整理に役立ちますよ」

「日本製の柄が入ったマスキングテープは世界でも受けがよいそう。特にこの商品は“和柄”なので、予備で準備しておけば、プレゼントにも喜ばれると思います。余談になりますが、無印良品のボールペンも海外では人気とのこと。手ごろなお値段なので、海外に行く時は何本か揃えておいてもいいかもしれません」

まとめ

突貫工事で作った三つ折りの「旅のしおり」。ペラペラで頼りないものでしたが、菅さんセレクトの「無印良品」のアイテムでアレンジしてみると…

突然の雨でも困らないしっかりした“冊子”に。

さらに地図やチケット、旅先で使える“お役立ちアイテム”を兼ね備えた「旅のしおり」に変身しました。これならガイドブックと一緒に友人に渡しても恥ずかしくなさそうです。
手ごろな値段で簡単に、本格的な「旅のしおり」が作れる無印良品のアイテム。菅さんいわく、「普段使いもできるので、旅行が終わった後もさまざまな用途に使えますよ」とのこと。
アイテムを使えば簡単にできる「旅のしおり」。旅行の前にみんなで作れば、旅の“ワクワク”が倍増しそうです。
取材協力
文具ソムリエール 菅 未里さん公式サイト「STATIONERY RESTAURANT」(https://misatokan.jp/)
※この記事は2018年5月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
周東淑子(やじろべえ)
大阪府出身。地方新聞記者、ウェブ編集者を経て、東京の「やじろべえ」という会社でライター、編集者をしています。https://www.yajirobe.me/