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2023.09.07

【秋といえば?】旬の食べ物や季節の花、紅葉など秋を楽しむ言葉や行事を集めました

秋といえば、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋……など、秋と結びつく言葉はたくさんありますよね。

お米や果物が実る秋は、快適に過ごしやすい季節で、日没が早くなることに由来するようです。秋の代表的な食べ物や果物とともに、秋を満喫できる季節の花や紅葉などの行事をご紹介します。

※この記事は2023年9月7日時点での情報です。

記事配信:じゃらんニュース

秋の食べ物

秋刀魚

秋刀魚

秋の味覚を代表する魚。旬は9月下旬から10月下旬です。回遊魚である秋刀魚は夏から秋にかけて本州近海を南下します。この南下する時期がもっとも脂がのっており、太平洋沿岸で水揚げされます。

おいしい食べ方はやはり塩焼き。脂ののった秋刀魚を香ばしく焼き上げたら、食欲をそそる最高のごちそうに。

かぼちゃ

一年中手に入る印象が強いですが、旬は7月から12月。なかでも10月に多く出回ります。

夏に収穫のピークを迎えるかぼちゃは、収穫後、貯蔵することで甘みが増し、10月頃食べごろになるからだそう。西洋かぼちゃの流通量が多く、産地は全体の半数を占めるほど北海道がダントツです。

おいしい食べ方の定番は煮物ですが、サラダやスープなど様々に調理可能な万能野菜です。

なす

「秋なすは嫁に食わすな」ということわざには諸説あり、そのひとつに秋なすはおいしいという意味があります。

なすの旬は初夏から初秋。特に秋なすは皮がやわらかく、甘みや旨みが増すことに由来します。産地は様々ですが、秋なすは群馬県や茨城県、栃木県など関東圏に集中しています。

焼きなすや素揚げ、煮びたしなど、シンプルに素材のおいしさを引き出す食べ方がおすすめです。

銀杏

銀杏はイチョウの種子で、食用として流通しています。旬は9月頃から11月中旬。全国有数の産地は愛知県、大分県、香川県。愛知県稲沢市祖父江町は江戸時代から続く名産地として「祖父江ぎんなん」が知られています。

フライパンで炒りぎんなんにしたり、炒め物にあえたり、炊き込みご飯など楽しめ、モチモチ食感と独特の歯ごたえを味わえます。

タケノコ

春が旬のタケノコですが、秋に生えてくる珍しいタケノコもあります。「四方竹」といい、10月から11月上旬に収穫期を迎えます。小型で細く、切り口が四角なのが特徴で、名前の由来にもなっています。産地は高知県が名産地として有名です。

おいしい食べ方は煮物や天ぷら、炒め物などで、やわらかでコリっとした歯ごたえを楽しめます。

秋の果物

柿

日本の原風景を飾り、古くから身近な果樹として親しまれてきた柿。10月から11月に旬を迎えます。甘柿と渋柿に大別され、甘柿は完全甘柿と不完全甘柿、渋柿も完全渋柿と不完全渋柿に分けられます。

全国有数の産地は和歌山県、奈良県、福岡県。「富夕柿」「次郎柿」「西村早生柿」「平核無柿」など様々な品種があり、食感も味も多彩です。

そのまま食べるのはもちろんですが、サラダや酢の物などの料理、ジャムにも向きます。

日本の梨は赤梨と青梨に分けられます。赤梨は「豊水」や「幸水」のように果皮が黄褐色、青梨は「二十世紀」のように果皮が緑色のものです。

全国有数の産地は千葉県を筆頭に、茨城県や栃木県など。鳥取県の特産品としても知られています。品種や産地によって差がありますが、旬は夏から秋にかけて。10月頃まで出回ります。

冷たくひやして食べるのがおいしい食べ方の定番。シャリっとした食感とみずみずしい甘さを味わって。

ブドウ

主に生食用に流通しています。ブドウの産地といえば、山梨県、長野県、山形県が有名です。多くの品種があり、皮の色で黒系・赤系・緑(白)系に分類されます。

黒系の代表格は「巨峰」。赤系は「甲斐路」で、緑(白)系は「シャインマスカット」などです。ブドウも品種や産地によって差がありますが、旬は8月から10月頃まで。

日持ちがあまりしないため、新鮮なうちにそのまま食べるのがおいしい食べ方です。

リンゴ

日常的に食べることが多いリンゴは秋から冬にかけてが旬です。産地のダントツは青森県。次に長野県、山形県、岩手県と続きます。

秋は収穫シーズンなので、もぎたてのおいしさを味わえます。すりおろしリンゴやジャムを作ったり、アップルパイやタルトなどのスイーツにして、リンゴならではの酸味と甘みを楽しむのもおすすめです。

秋の花

コスモス

コスモス

アキザクラ(秋桜)という和名があるように、コスモスは秋を代表する花。ピンク系濃淡のほか、白や黄、オレンジなどカラフルな品種も登場しています。

開花時期は6月から11月。見ごろには7月から8月に咲く「夏咲き」、10月から11月に咲く「秋咲き」、夏咲きと秋咲きの間の9月に開花する「早咲き」の3種類があります。

ダリア

夏の終わりから秋にかけて開花し、秋の景色を華やかに彩るダリア。花色は紫・赤・ピンク・オレンジなど豊富で、大きさも小輪から大輪まで様々にあります。

ボタンのような花の形からテンジクボタン(天竺牡丹)という和名がつけられています。一重咲き、八重咲き、ボール咲きなど咲き方も多彩です。

秋の七草

秋にも七草があることをご存じでしょうか。秋に咲く草花の中で、次に挙げるのが秋の七草といわれています。

萩(はぎ)、尾花(おばな ※ススキのこと)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)

春の七草のように七草粥にして食べることはありません。秋の七草は目で見て楽しみ、季節を感じるためにある七草です。

彼岸花

道端に群生し、独特の赤い色が印象的な彼岸花。秋のお彼岸(9月中旬ごろ)の時期に花を咲かせることから名づけられたといわれています。

仏教用語由来の「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」「毒花(ドクバナ)」「幽霊花(ユウレイバナ)」など多くの別名があります。その存在感に先人たちは想像力をかきたてられたに違いありません。

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秋の行事

紅葉

紅葉

秋の年中行事といえば、紅葉。お花見と並び、古くは紅葉狩りの風習が日本には根付いていました。例年、10月下旬から12月上旬が紅葉のシーズン。

赤や黄などに色づいた樹木や景観そのものを観賞し、季節の移ろいや情緒を味わいます。

ハロウィーン

秋のイベントとして定着したハロウィーンは毎年10月31日に行われます。その起源は秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すヨーロッパのお祭りです。

古代ケルトでは新年の始まりは11月1日。大晦日にあたる10月31日は死者の霊や悪霊たちが町を彷徨うと考え、悪霊を追い払うために魔女や魔物に仮装したといわれています。

お月見

お月見は旧暦8月15日に訪れる満月の夜に行います。平安時代は夜空に輝く月を観賞しましたが、江戸時代には秋の収穫を感謝する風習に変化。

月見団子やススキなどのお供えものをし、神様に感謝を捧げます。現代では美しい月を愛でるという色合いが濃い秋の風物詩です。

七五三

子どもの成長を祝い、今後の健やかな成長を願う七五三。子どもの成長に応じて行われていた儀式が由来です。

7・5・3歳を迎えた子どもが晴れ着に身を包み、家族総出で氏神様にお参りします。11月15日にお参りするのが正式とされてきましたが、現代は吉日の週末に行うことが多いようです。

ボジョレーヌーボーの解禁

ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたブドウで作られる新酒のワイン。

毎年11月の第3木曜日の午前0時が解禁日と定められています。日本は時差により世界でいち早く解禁日を迎えるとあって、毎年盛り上がりを見せます。

まとめ

いろいろな楽しみがいっぱいの秋。今年はどんな秋を過ごしますか?
まずは身近な秋を見つけに近くを散策してみてはいかがでしょう。

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※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

福島 寿恵  福島 寿恵

東京下町生まれ下町育ちのライター。五感をとぎすまし、身近にある感動を求めて、活動しています。

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