道東プラン(網走・知床斜里・清里・中標津)
1日目
女満別空港
↓ 空港連絡バス(網走方面)30分
「網走駅前」停留所下車
↓ 車10分
博物館 網走監獄
↓ 車9分
北海道立北方民族博物館
2日目
網走市内
↓ 車1時間21分
知床観光船おーろら
↓ 車2分
Cafe&Bar 334
3日目
斜里町内
↓ 車1時間9分
裏摩周展望台
↓ 車32分
荒川版画美術館
↓ 徒歩1分
レストラン牧舎
↓ 車19分
根室中標津空港
道東プラン1日目
【博物館 網走監獄】日本唯一の監獄博物館を訪れる

「博物館 網走監獄」は、明治時代に実際に使われていた旧網走刑務所の舎房や庁舎などを移築復原・再現した、日本唯一の監獄博物館です。

館内では、解説員による「監獄ガイドツアー」をはじめ、北海道中央道路開削工事を再現した「監獄体感シアター」などがあります。

これらの施設や資料を通じて、北海道開拓時代の監獄の歴史を学ぶことができます。

ほかにも、館内にある「監獄食堂」にて、現在の網走刑務所の収容者が食べている食事を再現した「監獄食」も提供しています。
北海道網走市字呼人1-1
【5~9月】8時30分~18時【10~4月】9時~17時(最終入場時間は閉館の1時間前)【監獄食堂】11時~15時30分(L.O.14時30分)※監獄食堂は博物館に入館しなくても利用可
無休
[入館料]【大人】1080円【高校・大学生】750円【小・中学生】540円【幼児】無料
400台(無料)
「博物館 網走監獄」の詳細はこちら
【北海道立北方民族博物館】アイヌなど北方民族の文化に触れる

「北海道立北方民族博物館」は、アイヌをはじめ、ロシアやアメリカ、カナダ、北欧諸国、中国などの北方に暮らす諸民族の文化がわかる、北方民族専門の博物館です。
常設展示室には900点を超える貴重な資料を、衣・食・住などのテーマ別に展示。

色とりどりの糸でうずまき模様の刺繍が施されている、ロシア・アムール川流域に暮らすナーナイの花嫁衣装。

温かい空気は上に、冷たい空気は下に留まる性質を利用した、アラスカのイヌイトが冬季間使用する竪穴住居など、北方民族の知恵や技術がわかる資料を見ることができます。

ほかにも、アイヌとモンゴルの民族衣装を着られる体験メニューも。
ロビーでは、トナカイやアザラシなどの毛皮や土器、アイヌの弦楽器「トンコリ」にも触れられます。
北海道網走市字潮見309-1
【7~9月】9時~17時 それ以外は9時30分~16時30分
月曜(祝日の場合は翌平日)年末年始、2月・7~9月は無休
[入館料]【一般】550円【大学生・高校生】200円【小学生・中学生・65歳以上】無料
あり(無料)
「北海道立北方民族博物館」の詳細はこちら
道東プラン2日目
【知床観光船おーろら】船で世界遺産・知床をめぐる

世界自然遺産に認定された「知床」。
人を寄せ付けない大自然が広がる日本最後の秘境。
「知床観光船おーろら」に乗ると、ここを海上から眺めることができます。

大型船でめぐるので、揺れに強く安全。
ほどよい速度で運航するので、撮影のシャッターチャンスも逃しません。
また、トイレや冷暖房を完備しているので、とても快適。
おすすめは、ウトロ港から約3時間45分の船旅を楽しめる「知床岬航路」。

陸上からは行くことができない知床岬を眺めることができます。

ほかにも、「カムイワッカ湯の滝」、「知床五湖」、「乙女の涙」など、知床八景もめぐる、贅沢なコース。
運が良ければ、アザラシやイルカ、ヒグマやエゾシカなど、雄大な自然の中で暮らす野生動物に出会えるかもしれません。
北海道斜里郡斜里町ウトロ東107
7時~17時(知床岬航路は10時出港※7/1~8/31は14時15分も出港)
期間中無休(~10/25まで毎日運航)
【知床岬航路】(おとな)6500円(小学生)3250円(幼児)無料
あり(町営駐車場。1回400円)
「知床観光船おーろら」の詳細はこちら
【Cafe&Bar334】2018年4月にオープンしたカフェ&バル
知床観光のランチタイムは「Cafe&Bar334」で。

「知床にはランチができるお店が少ない!」という観光客の声に応え、2018年4月にオープン。

番屋をモチーフにしながらもスタイリッシュな内装。
のんびりリラックスできる空間です。
250インチの大型スクリーンがあり、知床の自然紹介やスポーツ観戦なども楽しめます。
メニューも知床の特産品を使ったものを提供。

一日10食限定の「特製知床牛のローストビーフサンド」。

「ウトロ産サーモンとクリームチーズのパニーニ」。

ほかにも、「本日のパスタ」や「特製ビーフカレー」なども味わえます。
もちろん、知床観光の合間の休憩や、斜里町に宿泊した際の夕食後のバルタイムにも利用可。
旅行者や地元の人たちと情報交換したり、交流することで、さらに楽しい旅になるかも。
北海道斜里郡斜里町ウトロ東172 北こぶし知床 ホテル&リゾート内
【ランチ&カフェタイム】11時~14時(フードL.O.14時)【カフェのみ】14時~18時【バルタイム】18時~23時30分(フードL.O.22時30分、ドリンクL.O.23時)
無休
あり(無料)
「Cafe&Bar334」の詳細はこちら
道東プラン3日目
【裏摩周展望台】霧のない摩周湖を見られる好スポット
道東の旅の最終日は、内陸をドライブしながら根室中標津空港へ向かいます。
ここで注意したいのは、根室中標津空港発の羽田行きの便は14:35の1本のみ(新千歳行きは最終便17:50を含む3本)。
余裕をもって観光を楽しみたいなら、少々早めの出発がおすすめです。
さて、3日目の最初に訪れるのは「裏摩周展望台」。

弟子屈町にある第1・3展望台の反対にあるため「裏摩周展望台」と呼ばれています。
“霧の摩周湖”という異名のとおり、摩周湖は霧に覆われていることが多いですが、裏摩周展望台は弟子屈町側の展望台よりも標高が低いため、霧が発生しにくく、晴れ渡った神秘的な湖面を見られます。
【荒川版画美術館】古いサイロを再利用した小さな美術館

中標津町内を流れる荒川のほとりに建つ美術館。
古いサイロを再利用した、可愛らしい建物が印象的です。

館内は、サイロの上部を使った円柱のギャラリーが2室。それをつなぐように木造のギャラリー兼ロビーがあります。
展示されている作品は、地元・中標津を拠点に創作活動を行っている細見浩氏、冨田美穂氏など、地元作家さんのもの。
牛や風景など、北海道を切り取ったかのような、牧歌的であり、おおらかな作品に、心が奪われます。
版画作品のポストカード(1枚200円)も販売。
北海道土産にぜひ。
【レストラン牧舎】牛乳豆腐のカレーでランチを
最終日、最後のランチは、荒川版画美術館を運営する佐伯牧場が切り盛りする「レストラン牧舎」で。

農家レストランの草分け的存在で、オープンしたのは1987年。
現在は自家製パンや、地元でとれた果物などを使った手づくりフルーツシロップなども販売。
それらを目当てに遠くから訪れるお客さんも少なくありません。

開店当初から提供している「カッテージチーズカレー」が名物。
カッテージチーズのことを北海道では「牛乳豆腐」といい、酪農家さんのお家で食べられる農家飯のひとつ。
搾りたての濃厚な牛乳を温め、そこに少量の酢を加えてタンパク質を分離。
水分をよく切って固めたものです。
同レストランでは、この牛乳豆腐をフライにして、カレーの上にトッピング。
サクサクとした食感と、まろやかでコクのある牛乳豆腐の味わいがカレーによく合います。
筆者の祖父母も酪農家だったので、牛乳豆腐はよく作ってもらいました。
なので、懐かしい味わいです。
このほかにも、一日5食限定の日替わりランチもあります。
北海道標津郡中標津町字俣落2000-2
10時~17時(L.O.16時30分)
木曜(フェイスブックやインスタグラムで臨時休業などをお知らせ)
10台(無料)
「レストラン牧舎」の詳細はこちら
※この記事は2018年6月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
※掲載の価格は特に記載がない限り税込価格です
宮本 育
札幌在住のフリーライター。仕事柄、さまざまな土地を訪ねることが多いですが、プライベートでも時間があると、ふらりと出かけてぶらぶらするのが好き。夢は、「路線バスで行く、日本海・酒めぐりの旅」。