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2025.07.15

【伊豆大島】観光におすすめのスポット10選!1泊2日で気軽に行ける東京の離島へ

東京都・伊豆諸島の玄関口に位置する伊豆大島。ジェット船を使えば都内から1時間45分ほどで行けるので、土曜日の朝便で島に渡り一泊し、翌日の夕方便で帰ってくれば週末だけでもたっぷり島を満喫できます。

この記事では、アクセスが便利で、自然や島のグルメ満載な伊豆大島の楽しみ方を解説。定番の観光スポット「三原山」から、名物のたい焼きが味わえる古民家カフェまで、様々なおすすめをピックアップしました。

伊豆大島ってどんなところ?

伊豆大島
(MAP制作:株式会社トリクル)

●景観
伊豆諸島最大の島にして、都心に一番近い伊豆大島。アクセスしやすい場所でありながら、過去に何度も噴火した歴史がある火山島で、島内の至るところに火山由来の風景が広がっています。溶岩礫の砂漠やごつごつした海岸線といったダイナミックな景観に触れられるのが大きな特徴です。

●大きさ
島一周する道路は約47km、車で一周するにはおよそ1時間かかります。

●気候
黒潮の影響を受けた海洋性気候のため、都心より比較的寒暖差が少ないのが特徴です。12~2月はやはり冷え込みますが、夏場は海に囲まれているので、都心ほど気温は上がらず快適に過ごせます 。

●特産品
海に囲まれていることから海の幸はもちろんのこと、酪農も行われているので乳製品も楽しめます。椿の島としても知られ、椿油を使った様々な製品を購入できますよ。

●アクティビティ
春前の2月~3月は島全体が椿の花に彩られる伊豆大島椿祭り、夏は海水浴やダイビングが楽しめます。それ以外のシーズンでも島内に数箇所ある温泉や火山の景観の中を歩くハイキング、大型の魚も狙える釣りなど、いつ訪れても豊かな自然を満喫できるスポットにあふれています。

●宿泊施設
島には、元町・岡田・波浮港など大きな町がいくつかあり、宿泊施設も多種多様。温泉を備えるホテルから、風情あふれる旅館、ゆったり過ごせる民宿に加え、リーズナブルに泊まれるゲストハウスも増えています。

伊豆大島までのアクセス

伊豆大島へは、主に3つのアクセス方法があります。

●フェリー
浜松町の竹芝桟橋を、毎日夜22時頃に出て翌朝6時頃に到着します。例えば金曜日の夜、仕事終わりにフェリーに乗って翌朝から島を観光することも可能です。

●ジェットフォイル(高速ジェット船)
フェリーと同様、竹芝桟橋から午前中に2便ほど、午後に1便運航しており、伊豆大島までは1時間45分~2時間ほど。竹芝桟橋以外に、静岡の熱海からも1日2便ほどが出ています。熱海発だとさらに近く、45分ほどで到着します。

●飛行機
東京都の調布飛行場からプロペラ機が就航しています。25分ほどの空の旅で島に着きます。

伊豆大島のおすすめの過ごし方

伊豆大島
(画像提供:写真AC)

伊豆大島を満喫するおすすめの過ごし方は、土曜日にジェットフォイルで島に渡り、バスやレンタカーで島内を巡って一泊。日曜日の夕方の便で帰るというプランです。

まず、朝一番のジェットフォイルに乗り、伊豆大島へ。船が着く元町港、もしくは岡田港から、島の南東に位置する波浮港地区へ向かいます。ここでは、古い街並みが残る通りの散策を楽しみましょう。

伊豆大島
(画像提供:一般社団法人 大島観光協会)

午後は、島の東側に広がる「裏砂漠」へ。火山の島が作る雄大な景色が広がっています。再び元町港に戻り、近くの「愛らんどセンター御神火温泉」で疲れを癒して一日目を締めくくります。

翌日は、「ぶらっとハウス」でソフトクリームを味わいながら一息ついたり、無料の「東京都立大島公園動物園」で島の動物とふれあったりとのんびり過ごしましょう。島ならではのグルメや体験を堪能し、港や近くのお店などでお土産を買った後、夕方のジェットフォイルで島を発ちます。

都内から気軽に行けて、週末の二日間でも十分に風土や食を満喫できるのが魅力です。

伊豆大島のおすすめ観光スポット

東京都立大島公園動物園

多種多様な動物と出会える入園無料の動物園

東京都立大島公園動物園

東部に位置する、総面積327haと広大な東京都立大島公園。園内には、海が見える開放感抜群の動物園があり、約60種400匹の動物が飼育されています。溶岩の地形をそのまま活かしたサル山など見どころも多く、入園無料なのも嬉しいところ。

東京都立大島公園動物園

動物とふれあえる広場もあり、ウサギやモルモットをなでたり一緒に写真を撮ったりできます。かわいらしいレッサーパンダも間近に見られますよ。

東京都立大島公園動物園

2025年3月には、大島公園動物園で約45年ぶりとなるフタコブラクダの赤ちゃんが誕生しています。豊かな自然の中で、可愛らしい動物たちとの特別な出会いを心ゆくまで楽しんでください。

■東京都立大島公園動物園
東京都大島町泉津字福重2
9時~17時(最終入園時間16時)
なし
無料
元町港より車で約20分
あり(無料)
「東京都立大島公園動物園」の詳細はこちら

(画像提供:東京都立大島公園動物園)

愛らんどセンター御神火温泉

ジェットバスやサウナ、温水プールも備えた充実の温泉施設

愛らんどセンター御神火温泉

元町港から歩いて5分という抜群の立地にある、愛らんどセンター御神火温泉。通常の温泉のほかに、ジェットバス、打たせ湯、寝湯、サウナ、温水プールまでを完備し、館内には休憩室も備えたレストランも併設。バスタオルのレンタル(300円)、フェイスタオルの販売(200円)もあり、手ぶらで気軽に立ち寄れます。

愛らんどセンター御神火温泉

竹芝桟橋を夜出発して、早朝に島へ到着する大型客船が入港する日は、到着に合わせて6時30分から営業しています。まずは船旅の疲れを癒してから、観光に向かうのも良いですね。

■愛らんどセンター御神火温泉
東京都大島町元町字仲野原1-8
9時~21時(大型客船が入港する日は6時30分~)
第2水・木(2月・3月・8月は変則)
施設使用料【高校生以上】710円【小・中学生】300円【幼児】無料
元町港より徒歩5分
あり(無料)
「愛らんどセンター御神火温泉」の詳細はこちら

(画像提供:東京都大島町役場光課)

三原山

伊豆大島を象徴する活火山。火口では「お鉢めぐり」もできる

三原山

伊豆大島のほぼ中央に位置する活火山、三原山。直近の噴火は約40年前なので、今は緑に覆われ、火口を周遊できる遊歩道が作られています。

ハイキングルートも整備されているため、島の景観を見ながら気軽にトレッキングを楽しめるでしょう。三原山登山口からスタートすると、やがてカルデラを一周するコースに出ます。

三原山
三原山火口

山頂まで登れば、眼下には直径約350m、深さ200mもある迫力満点の噴火口が!巨大な火口の周りを散策する「お鉢めぐり」は、三原山登山の醍醐味ですよ。

■三原山
東京都大島町
元町港より車で30分
あり(無料)
「三原山」の詳細はこちら

(画像提供:一般社団法人 大島観光協会)

裏砂漠

火山とそこに吹き抜ける風、大自然の力を強く感じられるスポット

裏砂漠

三原山が噴火した際の火山岩(スコリア)で覆われた黒い砂漠。国土地理院の地図に正式に「砂漠」と表記されているのは、伊豆大島のこの裏砂漠とそこから続く奥山砂漠のみです。

裏砂漠

晴れた日に行けば、遮るもののない広大な砂漠の向こうに海が広がる不思議な光景が見られるため、ドラマやCMなどでも使われています。夜は星を見るのにも絶好のスポットです。

■裏砂漠
東京都大島町
元町港より車で35分(駐車場まで)。降車後、徒歩20分
あり(無料)
「裏砂漠」の詳細はこちら

(画像提供:一般社団法人 大島観光協会)

波浮港

昔ながらの街並みが残る漁港

波浮港

伊豆大島南部の波浮港(はぶみなと)周辺には、情緒ある古い家屋が軒を連ねています。江戸時代には風待ちの港として繁栄。今でもその名残を感じるノスタルジックな街並みが魅力的です。

街中には、明治期の総なまこ壁造りの「旧甚の丸邸」や、当時では珍しい木造三階建ての「港屋旅館」が残されており見学もできますよ。

波浮の港の全景が一望できる、波浮の見晴台からの絶景も見事です。

■波浮港
東京都大島町波浮港1
元町港より車で30分
あり(無料)
「波浮港」の詳細はこちら

(画像提供:東京都大島町役場光課)

大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」

10000点もの貝が展示されている博物館

大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」

大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」は全国的にも珍しい貝の博物館で、世界中の貝が2400種・10000点も展示されています。

大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」

見どころは、“生きた化石”とも呼ばれるオキナエビスガイ。深海に生息しており、数億年前からほとんど形を変えていないといわれる巻貝です。そのほか、巨大な巻き貝であるアラフラオオニシや、100kgをこえる二枚貝のオオジャコと、貴重な展示を多数見られますよ。色とりどりの美しい貝をじっくりと観賞してくださいね。

■大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」
東京都大島町差木地字クダッチ
9時~17時

入館料【高校生以上】400円【小・中学生】200円
元町港より車で20分
あり(無料)
「大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」」の詳細はこちら

(画像提供:大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」)

伊豆大島のおすすめグルメ・お土産スポット

ぶらっとハウス

新鮮な野菜や果物を販売。名物は大島牛乳のソフトクリーム

ぶらっとハウス

大島で採れた新鮮な野菜や果物、畜産物、加工品を販売する農産物直売所。自然豊かで、視界を遮るものがない開けた場所にあるので、天気の良い日はテラスから伊豆半島や富士山まで一望できます。島の風に乗ってくる周辺の木々の香りを感じながら、のんびり買い物を楽しめますよ。

ぶらっとハウス

併設のカフェコーナーでは、成分無調整の大島牛乳を使用した「ソフトクリーム」(レギュラーサイズ450円)が味わえます。新鮮な牛乳の風味をたっぷりと感じられる濃厚なソフトクリームです。

■ぶらっとハウス
東京都大島町岡田字新開87-1
9時~16時
なし
元町港より車で10分
あり(無料)
「ぶらっとハウス」の詳細はこちら

(画像提供:ぶらっとハウス)

えびすや土産店

牛柄の建物が目印。伊豆大島の特産品「牛乳煎餅」に注目

えびすや土産店

えびすや土産店は、牛柄の外観が特徴。 1階は、お菓子や雑貨を中心に多種多様な名産品が集まり、2階にはアパレルコーナーもあります。元町港のすぐ近くにあるので、旅の最後に立ち寄るのにもぴったりです。船の出航までじっくりと選んでください。

えびすや土産店

おすすめは、オーナー姉妹がオリジナル商品として製造している伊豆大島の特産品「牛乳煎餅」(16枚入り1600円)。機械ではなく、職人が1枚1枚手焼きで丁寧に作っているのがこだわりです。大島牛乳をたっぷりと使い、さくっとした軽やかな食感と優しい甘みがどこか懐かしい味わいですよ。

■えびすや土産店
東京都大島町元町1-17-1
8時~17時
なし
元町港より徒歩1分
なし
「えびすや土産店」の詳細はこちら

(画像提供:えびすや土産店)

海鮮茶屋寿し光

大島近郊の新鮮な魚を堪能できる寿司店

海鮮茶屋寿し光

目の前には元町港と、眺めの良いロケーションに位置する海鮮茶屋寿し光。地魚をメインに扱い、寿司はもちろんお造りや海鮮丼など豊富なメニューが揃います。

海鮮茶屋寿し光

カウンター席からテーブル席、お座敷まであり、1人でも大人数でも入りやすい店内。テラス席では、海が見える眺望と気持ちの良い風とともに美味しい魚をいただけますよ。

海鮮茶屋寿し光

おすすめメニューは「しまにぎり 8貫」(2300円)。大島近海の白身魚やその日一押しの魚、伊豆諸島の郷土料理として知られるべっこう寿司を堪能できます。べっこう寿司とは、青唐辛子を入れた醤油に漬けこんだネタがつややかなべっこう色になることから名付けられていて、ピリ辛の独特な味わいが特長です。

■海鮮茶屋寿し光
東京都大島町元町1-4-7 2階
11時~15時(LO14時)、17時〜22時(LO21時)

元町港より徒歩3分
あり(無料)
「海鮮茶屋寿し光」の詳細はこちら

(画像提供:海鮮茶屋寿し光)

島京梵天

古い街並みに溶け込む古民家カフェ。おすすめは名物のたい焼き

島京梵天

波浮港近くの高台にある古民家カフェ島京梵天(とうきょうぼんてん)。昔ながらの駄菓子屋のような風情で、店内は木目調をベースにアンティークな家具が並ぶ、写真にも映えそうな雰囲気です。地元の人も観光客も一緒になってくつろげる、穏やかな空間が魅力。

島京梵天

おすすめは、島の塩・大島牛乳・地卵を使った美味しい「たい焼き」(1個350円~)!定番の粒あんやカスタードのほか、伊豆大島の特産品である明日葉を生地に入れたものなどが用意されています。

■島京梵天
東京都大島町波浮港6
11時~17時
月・火
元町港より車で20分
あり(無料)
「島京梵天」の詳細はこちら

(画像提供:島京梵天)

※この記事は2025年7月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部

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